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ネットワールド、出口対策に特化したセキュリティ製品の仮想アプライアンス版「RedSocks vMTD」を販売

 株式会社ネットワールドは17日、オランダRedSocks Security(以下、RedSocks)のセキュリティ製品「RedSocks Malware Threat Defender(MTD)」において、仮想アプライアンス版「RedSocks Virtual Malicious Threat Detection(vMTD)」を、同日より販売開始すると発表した。

 RedSocksのセキュリティソリューションは、サイバーセキュリティの出口対策に特化した製品。IPFIXによってすべてのアウトバウンド通信のフロー情報を監視し、脅威情報やヒューリスティック検知を利用して、不正通信を検知するという。

 サンプリングや一部の通信ログ/フローデータからの部分的な判断ではなく、SSLによる暗号化通信を含め、すべての通信フローからの総合的な判断に基づいて、攻撃者が悪用するサイト、マルウェアなどが接続するアクセス先(C&Cサーバー、インターネット上の公開プロキシサーバー、ハッキングされたサイト、クラウドサービスなど)とさまざまな挙動を、リアルタイムに検知する点が特徴だ。

 ネットワールドはすでに、物理アプライアンス版のRedSocks MTDを提供しているが、販売パートナーなどからより低価格な製品を求める声が強く上がってきたことから、VMware ESXiハイパーバイザーに対応した仮想アプライアンス版を販売ラインアップに追加した。加えて、ネットワークのトラフィックデータを取得してフロー情報に変換するオプション製品「RedSocks vProbe」も仮想アプライアンスで提供される。

 ネットワールドでは、RedSocks製品の販売や導入支援サービスの提供を行うのみならず、VMwareやサーバー、クラウドサービスも含めた導入支援サービス、コンサルティングサービスなども提供するとのことだ。

 またRedSocks製品は、間もなく施行されるGDPR(EU一般データ保護規則)で任命が義務化されているデータ保護責任者の権限設定が可能なため、GDPR対応が急務となっている企業や組織に対しての販売も推進する考え。

 なおネットワールドは、5月9日~11日に東京ビッグサイトで開催される展示会「2018 Japan IT Week 春」の「第15回情報セキュリティEXPO春」において、RedSocks製品を展示するとしている。