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富士通、VESAマウント可能な「FUTRO S740」など法人向けシンクライアント端末3機種を発表

FUTRO S740

 富士通グループは10日、法人向けシンクライアント端末「FUJITSU Thin Client FUTRO(以下、FUTRO)」の新製品3シリーズ3機種を発表した。4月下旬から順次、国内で販売を開始する。

 デスクトップ型の「FUTRO S740」は、筐体デザインを一新したウルトラスモールモデル。価格は5万9600円(税別)から。提供開始時期は5月下旬。

 従来モデルの「S720/N」と比べて、無線LAN対応や外部ディスプレイ、USBなどのインターフェイスの拡張性は保ちつつ、筐体を約63%コンパクト化した。また、カスタムメイドでマウントキットを追加することにより、液晶ディスプレイのVESAマウントへの取り付けに対応する。

液晶ディスプレイの背面へ搭載可能

 ノート型では、最新OS「Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB」を搭載した、「FUTRO MU937」「FUTRO MA576」の2機種を新規提供する。価格(税別)は、FUTRO MU937が15万8900円から、FUTRO MA576が9万9500円から。提供開始時期はいずれも4月下旬。

 また、第三者のなりすましによる不正利用やUSBメモリなど外部デバイスの接続による情報漏えいなどのセキュリティリスクに対するソリューションとして、指紋や手のひら静脈を使って確実な本人認証を行うことで、ID・パスワードの漏えいや、第三者のなりすましによる不正利用を防止できる統合認証ソフト「SMARTACCESS」(オプション)や、PCの各種ポートや利用できるネットワークを限定する情報漏えい対策ソフト「FUJITSU Software Portshutter Premium」を用意する。