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ドリームエリア、NTT ComのIoT通信サービス「100円SIM」を活用した児童見守りサービス「みもり」を提供開始
2018年4月3日 06:00
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は2日、ドリームエリア株式会社にVPN接続によるモバイル通信サービス「100円SIM」およびクラウド基盤「Enterprise Cloud」からなるIoTネットワーク基盤を提供すると発表した。ドリームエリアは基盤を活用し、GPSなどの位置情報によって危険を未然に防ぐ児童見守りサービス「みもり」の提供を4月下旬に開始する。
「みもり」は、子どもに見守り専用デバイス「みもりGPS」を持たせ、保護者のスマートフォンに専用アプリをインストールして子どもの行動を見守るサービス。
ドリームエリアが有する地域の口コミ情報を活かした、危険な場所に関するデータベースを利用し、子どもが危険な場所に侵入すると、自動でみもりGPSが警告メッセージを鳴らして子どもに注意を促す。
AIの活用により、子ども一人ひとりの行動パターンを分析し、いつもと違うルートや子どもの徒歩ではない速度など、普段と異なる移動が検知された場合は保護者に通知する。(10m前後)離れた際に保護者にアラートを送信することが可能。また、防災対策として、保護者のスマートフォン上で、子どもがいる場所周辺にある避難所の位置を地図で確認できる機能も備える。
みもりGPSに内蔵された各種センサーとGPSで収集した位置情報は、100円SIMによってインターネットを経由せずにVPNを利用してセキュアに送信され、強固なクラウド基盤であるEnterprise Cloud上で情報が管理される。
ドリームエリアではサービスの開発にあたり、子どものリアルタイムな位置情報、通学経路、自宅位置といった個人情報の安心安全な管理や通信ができるセキュアなIoTネットワーク基盤を必要としており、NTT Comの「100円SIM」や「Enterprise Cloud」によりこれらを実現し、サービスの提供を可能にしたとしている。
ドリームエリアでは、多くの子どもが通園・通学する保育園、幼稚園、小中学校などにサービスを提供し、2021年度までに18万台以上の販売を目指す。また、ドリームエリアとNTT Comの両社は引き続き、安心安全なIoT社会を実現するサービス開発を共同で進めていくとしている。