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デル、産業向けVRの普及促進を図る研究会を発足 エヌビディアやダッソー、ボーンデジタルなどと共同で

 デル株式会社は29日、産業向けVR(バーチャルリアリティ)の普及促進を図るため、エヌビディア合同会社、ダッソー・システムズ株式会社、株式会社ボーンデジタルなどの関係各社と、「VR研究会」を発足させると発表した。

 デルでは、「Dell Precision」ワークステーションをはじめ、VR対応のPC、サーバー、ストレージ、ネットワーク製品を提供しているが、VRの価値を広め、同市場の活性化を推進するべく、VR研究会を発足すると説明。

 同研究会を通じた共同検証やサービス開発による情報発信を行い、産業向けVR市場の開拓を図り、同分野において、サービスやソリューション、インフラの提供を目指すとしている。

 具体的な活動内容としては、分科会の開催や動作検証・確認の実施、技術情報の発信といった技術的活動、セミナー、イベントの開催などのマーケティング活動、メディアを活用したデジタルコンテンツの発信、導入事例の発表などを行うとのこと。

 また想定している参加対象者として、VRコンテンツクリエータ、VRビジネスを展開しているシステムインテグレータやディストリビュータ、ソフトウェアやハードウェア、デバイスのベンダー、VRを導入している企業・団体、VR学会関連企業・団体、エンドユーザーなどを挙げた。

 なおデルでは、VRおよびデル製品に関する技術情報の提供、同社VR製品に関するトレーニング、検証用ハードウェア貸し出しといったセールス/技術関連の支援、VRに関する共同セミナーおよびイベントの開催、メディアを通じた露出などマーケティング関連の支援を提供する。