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東陽テクニカ、セキュリティ情報をリアルタイムにワンストップ提供する独自統合型プラットフォーム「TOYO クラウド」を発表

「脅威インテリジェンス」「AI ログ解析」サービスを4月提供開始

 株式会社東陽テクニカの社内カンパニー「セキュリティ&ラボカンパニー(以下 SLC)」は23日、複数のセキュリティベンダーの最新のソリューションやサービスを組み込んで、顧客ごとに関連するセキュリティ情報を統合し、リアルタイムにワンストップで提供する独自統合型プラットフォーム「TOYO クラウド」を、4月1日から提供すると発表した。

 同時に、TOYO クラウド上で提供する2つのサービスメニューとして、セキュリティオペレーションセンター(SOC)運用を支援する脅威インテリジェンスサービス「TOYO サイバースレットハンティング」と、AIログ解析サービス「TOYO サイバースレットアナリシス」を販売する。

 SLCでは、イスラエルや米国の企業などとパートナーシップを構築し、緊密に連携することで、高度化するサイバー犯罪にタイムリーに対応でき、TOYO クラウド上で世界最高水準のサイバーセキュリティ対策を「安価に、効率よく、幅広く、使いやすく」提供すると説明。TOYO クラウドと2つのサービスの提供を皮切りに、サイバーセキュリティ事業に本格参入し、事業の強化を図るとしている。

 脅威インテリジェンスサービスの「TOYO サイバースレットハンティング」は、イスラエル諜報機関出身アナリストの経験を元に開発された専用エンジンを使い、インターネット上の顧客に関係する脅威情報を自動収集・分析し、脅威状況や攻撃予兆を可視化する。

 ダークウェブを含むすべてのインターネットから脅威情報を収集し、6種類の脅威(情報漏洩、フィッシング、脆弱性脅威、VIP 脅威、攻撃兆候、ブランドセキュリティ)に分類して分析。企業リスクに関係する誹謗中傷的な脅威情報の削除申請にも対応する。重要な脅威情報を既存セキュリティデバイスと連携して、自動で防御設定する機能もオプションで提供する。価格は年間ライセンス(最小構成)が672万円(税別)から。

 AIログ解析サービスの「TOYO サイバースレットアナリシス」は、顧客が所有するIoT・セキュリティ機器、サーバー、アプリケーション、クラウド(AWS/Azure)など、さまざまな種類のログを一元的に収集・管理し、イスラエルパートナーのビッグデータ・AI技術を利用して、迅速にセキュリティ脅威(外部攻撃、情報流出リスク、脆弱性、バグなど)を自動検出する。また、そのセキュリティ脅威に対して、関連する原因・対策方法をインターネット上で検索して自動通知し、顧客の資産に対するセキュリティ脅威監視ならびに対策支援サービスを提供する。価格は年間ライセンス(最小構成)が78万円(税別)から。