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Dell EMC、パブリッククラウドとオンプレミスの双方で使えるビッグデータ活用基盤「Dell EMC Elastic Data Platform」を発表

 デル株式会社とEMCジャパン株式会社は12日、パブリッククラウドでもオンプレミスでも使えるビッグデータ活用基盤「Dell EMC Elastic Data Platform」を発表した。

 Dell EMC Elastic Data Platformは、Dell EMC 最新の第14世代「PowerEdge」サーバー、オープンネットワーキング製品、「Isilon」スケールアウトNASにBlueDataのミドルウェア「BlueData EPIC」を搭載したビッグデータ活用基盤ソリューション。

 高速かつより少ないコンピュータリソースで仮想環境を実現できるコンテナ技術を採用し、パブリッククラウド/オンプレミス環境を意識することなく、データの収集・蓄積・処理・分析を実現する各種Hadoopディストリビューションや、さまざまなビッグデータアプリケーションを効率よく導入できる。

「Dell EMC Elastic Data Platform」システム概要

 データ分析・活用基盤を「開発・テスト・本番」のシステム活用プロセス(DevOps)環境化し、部門間のビジネス協調、社内プロセスの改善を実現。マルチテナント/セルフサービスのコンテナ環境構築・運用を容易にし、データ活用関連インフラシステム、アプリケーション類を一元管理可能とすることにより、データ活用関連のTCO(総所有コスト)を削減する。

 また、オンプレミス/マルチクラウド環境をクラウドライクなインターフェイスで一括運用管理できるため、運用負荷の削減も可能で、インフラストラクチャと運用にかかるTCOを最大75%削減可能としている。

Elastic Data Platform導入後のメリット例

 Dell EMCでは、すでに都内のカスタマーソリューションセンター内でシステムを運用しおり、ベータ版として顧客ならびにパートナー向けの機能、構成、パフォーマンス検証を実施し、そこから得た経験値を踏まえ、システム改善とビッグデータに関する課題解決を支援するビジネス コンサルティングサービスも開始した。

 事前検証済み構成ガイドも発行しており、Dell EMCでは顧客やパートナーに対して、設計・検証の負荷を軽減し、迅速かつ安全なシステム導入を実現し、ビッグデータ活用に伴うビジネス上の課題解決も含めて総合的に支援するとしている。

 価格は4700万円(税別)から。参考価格構成は、コントローラノード1台(第14世代「Dell EMC PowerEdge」R740XDサーバー)、ワーカーノード4台(第14世代「Dell EMC PowerEdge」R740XDサーバー)、運用管理ネットワーク機器2台(Dell EMC Networking S3148-ON)、データ管理ネットワーク機器2台(Dell EMC Networking S4148F-ON)、BlueDataライセンス140コア。3月上旬より受注を開始し、4月1日に提供を開始する。