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NEC、「多言語音声翻訳サービス」の業務用小型端末を販売

小田急百貨店新宿店で実証実験を実施

 日本電気株式会社(以下、NEC)は、訪日外国人の接客が生じる空港やホテル、百貨店などに向け、外国語でのコミュニケーションを支援する「多言語音声翻訳サービス」専用の業務用小型端末を3月31日に販売開始する。

 NECでは、接客業向けの音声翻訳サービスとして多言語音声翻訳サービスを2017年11月に販売開始。これまでのスマートフォンやタブレットでの利用に加え、専用の業務用小型端末を提供することで、接客カウンターや店舗レジにはタブレットを、利用エリアが広い接客現場では接客スタッフ一人ひとりが業務用小型端末を携行するといった形で、さまざまな業務シーンへの対応を可能にする。

業務用小型端末

 多言語音声翻訳サービスの価格(税別)は、1IDにつき月額3000円。業務用小型端末の価格(税別)は、端末が1台4万2000円、通信料が月額1台1000円。NECでは、2020年までに10万IDの販売を目標とする。

 また、小田急百貨店新宿店では1月26日から2月25日にかけて、スマートフォンでの「多言語音声翻訳サービス」を活用した実証実験を実施しており、業務用小型端末も活用予定。実証実験は、春節に向けたインバウンド向けおもてなし施策の一つとして、サービスを利用して訪日外国人の買い物をサポートする。

実証実験の様子