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パナソニックIS、アプリ配信製品を利用した「教育機関向けBYODソリューション」

 パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)は15日、米Numecentのアプリケーション配信ソリューション「Cloudpaging(クラウドページング)」を活用し、「教育機関向けBYOD(Bring Your Own Device)ソリューション」を提供すると発表した。

 Cloudpagingは、Windowsのアプリケーションをパッケージ化し、クラウドから配信可能にするソリューション。これを利用すると、学生は必要なときにすぐ、大学が保有するアプリケーションを自分のPCで利用することができる。

 また、初回利用時のダウンロードサイズをアプリケーション容量の5%程度まで抑えられるため、低速ネットワークでも利用しやすいほか、ディスク容量の小さいPCでも多数のアプリケーションを利用可能。

 アプリケーションを管理する大学側にとっても、ライセンスを含めたアプリケーションの一元管理を行えるため、管理負荷を軽減するとした。さらに、アプリケーションの配信先を必要な学生のみに限定することで、ライセンスコストの削減も期待できるという。

 パナソニックISでは、このCloudpagingを無線LAN(Wi-Fi整備)、ウイルス対策などとあわせ「教育機関向けBYODソリューション」として製品化。Cloudpagingの代理店を務めるアセンテック株式会社のパートナー企業として販売を進める。価格例は、ユーザー数1500人、アプリケーション数10、利用期間5年間の場合で3000万円から。

 またパナソニックISでは、Cloudpaging単体によるBYODソリューションを提案する一方、同社が実績を持つネットブート型シンクライアントシステムと組み合わせたPC教室向けソリューションの製品化を進め、2020年度末までに6億円の売上を目指すとしている。