アセンテック、アプリケーションをセキュアに配信する「Numecent Cloudpaging」を販売開始

　アセンテック株式会社は15日、米Numecentのアプリケーション配信ソリューション「Numecent Cloudpaging」を販売開始すると発表した。

　Numecent Cloudpagingは、Windowsアプリケーションを仮想化し、ユーザーへセキュアに配信するソリューション。アプリケーションの5％程度の容量となるパッケージングされたデータが、エージェントソフトをインストールしたユーザー端末に配信され、そのデータを実行することにより、アプリケーションがすぐに利用可能になる。例えば3.5GB程度のアプリケーションでは、配信されるデータは約175MB。ユーザーがアプリケーションを利用するごとに、必要なインスタンスが都度ネットワークから配信され、1カ月程度の利用では、アプリケーション全体の40％程度が配信される。

　Numecent Cloudpagingでは、アプリケーションの改変を一切行う必要がない点も特徴。より容易にアプリケーションのクラウド化が可能となり、迅速にユーザーがアプリケーション利用できるようになるとした。アセンテックによれば、CAD/CAM/3Dアプリケーションをはじめ、99.9％ものアプリケーションがNumecent Cloudpagingで仮想化できるという。また、オフライン環境や、狭帯域のWAN、あるいは遅延の大きいネットワークを利用するユーザーでも、アプリケーションを利用可能とのこと。

　加えて、多くのアプリケーションを利用するエンタープライズ企業では、それらのアプリケーションを、ライセンスも含めた一元管理を行える点がメリットで、適切なユーザーに対して迅速に配信し、利用を許可できるとしている。