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DCS、米Actifioのデータ仮想化ソリューションを提供開始

 三菱総研DCS株式会社(DCS)は26日、米Actifioのデータ仮想化ソリューション「Actifio」を提供開始したと発表した。

 現在の企業では、バックアップ、災害対策、開発・テスト、データ分析など、複数のコピーデータが散在しているため、結果として保管データが増加し、ストレージコストの増大につながっている。

 Actifioは、データ仮想化技術により、企業内のデータを効率的に管理できるようにするソリューションで、1つのマスターコピー(イメージコピー)から複数の仮想コピーを作成する技術によって、更新差分のみにデータ量を抑えることができ、ストレージ容量・コストを大幅に削減できるという。

 また、初回のフルバックアップ以降は、ブロック(永久ブロック差分)として毎回増分・差分を高速に取得できるのみならず、バックアップを取得した任意の世代のデータを、仮想ボリューム(データ)として即時マウント可能な仕組みを搭載。万一本番データが失われた場合でも、バックアップデータを即時利用して業務の早期復旧が可能とした。

 さらに、バックアップ、スナップショット、重複排除、レプリケーションなどの機能を1つの製品で提供できることから、複数製品を組み合わせて利用する場合と比べ、ライセンスコストや運用負荷の増大を避けられる点もメリット。クラウドへバックアップデータを転送できる機能も備えており、開発環境や災害対策環境としての利用が容易なため、企業のクラウド活用を加速させるとしている。