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日商エレ、VDI対応型の労務管理支援サービスを提供 従業員の就業実態を適切に把握

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は18日、企業インフラ統合モニタリング製品を提供しているシンガポールeG Innovations Pte Ltd.(以下、eG Innovations)と一次代理店契約を締結したと発表した。同日より、eG Innovationsの技術と日商エレのノウハウを組み合わせ、仮想デスクトップ(VDI)に対応する労務管理支援サービスを販売開始している。

 VDIの導入では、いつでも、どこでも仕事ができる環境を提供可能になる点が大きなメリットとされているものの、会社側にとっては従業員の勤務実態を把握しにくくなり、出退勤や残業、労災認定などがあいまいになってしまう、といった問題が生じてきているという。

 これに対して、今回日商エレが提供するVDI対応型の労務管理支援サービスは、物理PCのログイン/ログアウト時間、VDIのセッション接続/切断時間をはじめ、画面上での操作/非操作時間、接続中のアプリケーション情報を取得し、レポートとして提供することで、さまざまな従業員の勤務実態を把握できるように支援できる点が特徴。サービス残業の有無や従業員の働き方、生産性などを把握することで、働き方改革に欠かせない客観的データによる労務管理を支援するという。

 なお、物理PCやVDI環境にエージェントソフトをインストールすることで、各種データを自動収集する仕組みとなっており、情報は専用ポータルサイトに集められ、一元的に確認できるようになる。またVDI製品はCitrix、VMware、Microsoftなど、代表的なもの対応しており、会社側では従業員のPC利用時間管理をこのサービスに集約できるとしている。