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IDCフロンティアとデータアーティスト、AI技術を用いたクラウド型DMP

 株式会社IDCフロンティアとデータアーティスト株式会社は30日、メディアやコンテンツ事業者などに向けたクラウド型プライベートDMP(データマネジメントプラットフォーム)「Pleasure Data」を発表した。同日より提供を開始する。

 Pleasure Dataは、AIを用いてサイト利用者の興味や関心を高精度で抽出・分析し、ITリソースをあわせてパッケージングしたクラウド型プライベートDMP。自社でのインフラ構築が不要なクラウドサービスとして提供され、コンテンツへのタグ設置だけで、Webサイトからのデータ収集を開始できるため、最短2週間程度の短期間で導入できるという。

 特徴は、AIによってユーザーのセグメントとペルソナ(ユーザー像)を自動抽出し、カスタマージャーニーを可視化できる点。また機械学習や自然言語処理により、収集データの自動構造化と蓄積を実現している。

 なお、データの蓄積や分析といったプラットフォーム部分は両社で共同開発し、IDCFが「IDCFクラウド」を活用したインフラ面を、データアーティストがAI技術を担当。DMPのシステムと収集したデータは、IDCフロンティアの国内データセンターで運用・保存されるとのこと。

 また2018年1月からは、TRILL株式会社が運営する女性向けメディアアプリ「TRILL」でのPoC(概念実証)を実施する予定で、アプリのコンテンツとユーザー行動の分析を行い、メディア価値向上を実証するとしている。