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データコア、SDI製品の新バージョン「PSP7」をリリース

 米DataCore Softwareの日本法人データコア・ソフトウェア株式会社(以下、データコア)は16日、「SANsymphony」および「DataCore Hyperconverged Virtual SAN」からなるDataCoreのソフトウェアディファインドインフラストラクチャー(SDI)製品ファミリーについて、新機能と機能拡張を加えた新バージョン「PSP7(Product Service Pack 7)」を国内市場に投入すると発表した。PSP7は11月末からダウンロード可能になる。

 PSP7は、エンタープライズ管理とデータサービス機能の自動化を構築し、使いやすさと仮想ストレージサービスの迅速な提供の実現を目的として開発。より高いレベルの動的データ復元性、高可用性、より簡単で効率的なスケールアウト、ロードバランシング、および仮想データの自己修復のためのプロビジョニングを提供し、復元時間と冗長性のない期間を最小限にする。

 新機能としては、マルチウェイかつメトロミラーの機能を追加し、連続した可用性とスケールアウトした回復機能を拡張。1つのシステムが障害の際にも高パフォーマンスと高可用性の冗長化を維持し、2つのシステムが障害の際にもオペレーションの継続を可能にする。

 また、VMware vSphere管理下でHCIインストールを簡素化し、自動化する新しいウィザードを追加。汎用のVVolサポートを提供し、ノードの追加とスケーリングを容易にしながら、vSphereからストレージポリシー制御を提供する。

 Windowsテクノロジーへの対応や、Microsoft Azureとの連携にも対応。DataCoreのソフトウェア機能だけでなく、Windows Server 2016など最新のWindowsテクノロジーを活用することができ、さらにAzure Cloudと共に活用して、災害復旧、バックアップ、アーカイブ、クラウドストレージの使用といった、ハイブリッドクラウドレプリケーションが可能となる。

 このほか、サーバーのクラスターをまたがって、Kubernetesを含む複数のコンテナを統合するコラボレーションをサポート。RESTエンタープライズAPIの統合を拡張し、構成とリソース管理を、RESTの200以上の新しい操作メソッドにより、既に提供されている構成監視操作に拡張する。