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Jストリーム、Microsoft AzureのAI動画解析機能に対応する動画配信プラットフォーム「VideoAid」を開発

AIを活用した字幕生成、顔認識による自動ぼかしなどの機能が利用可能

 株式会社Jストリームは13日、Microsoft Azure上の動画配信技術「Azure Media Services」をベースとし、AIによる動画解析機能「Media Analytics」を活用できる、企業向けの動画配信プラットフォーム「VideoAid」を開発し、2017年度中の販売開始を予定すると発表した。

 Jストリームでは、累計1000アカウント以上の導入実績を持つ、国内最大級のビジネス向け動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」を提供している。その開発・運用経験を活かし、さらなる顧客の動画資産の付加価値向上や活用機会の拡大を目的として、Microsoft Azureの各種機能を活用したフルクラウド(SaaS型)の動画配信プラットフォームとして、VideoAidを開発した。

 VideoAidは、元素材のアップロードと自動トランスコード、オンデマンド/ライブ配信設定とライブストリームのアーカイブ、マルチデバイス向けの配信と視聴などの機能を搭載。複雑な設定作業や配信準備は必要なく、シンプルな構成でオンデマンド配信・ライブ配信の両方に対応。はじめて動画配信を利用する企業でも、利用シーンに応じてスモールスタートから始められる。

 さらに、AIによるAzureの動画解析機能「Media Analytics」を活用し、音声からの字幕生成や、顔認識によるぼかし付与、手振れ補正、ダイジェスト動画を自動生成する動画要約、タイムラプスなどの付加価値を、手軽にコンテンツに対して追加できる機能を搭載する。

 Jストリームでは、11月15日から幕張メッセで開催される「2017年国際放送機器展(Inter BEE 2017)」の日本マイクロソフトのブースで、VideoAidの紹介およびデモンストレーションを実施する。