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マカフィーとラックが協業、AWS利用企業向けセキュリティソリューションを提供

マカフィーのクラウド向け次世代IPSと、ラックのセキュリティ監視センターが技術連携

 マカフィー株式会社と株式会社ラックは9日、Amazon Web Services(以下、AWS)の利用者向けに、マカフィーが日本市場向けに提供するクラウド向け次世代IPSと、ラックが提供するセキュリティ監視センター「JSOC」が技術連携したセキュリティソリューション「MSS for McAfee Network Security Platform」を提供すると発表した。提供開始は2018年2月下旬予定。

 マカフィーでは、AWSの利用者向けに次世代IPS「McAfee Virtual Network Security Platform(以下、McAfee vNSP)」を提供している。McAfee vNSPは、一般的なホスト型の対策やネットワーク型の対策とは異なり、両方のメリットを活用したハイブリッド型の対策を採用し、防御対象のホストへの負担の軽減、シンプルなネットワーク構成、Auto Scalingへの対応が可能にする次世代型IPSとして、オンプレミス、クラウドを問わず、セキュリティリスクから企業の重要な情報資産を保護する。

 ラックでは、AWSパートナーネットワーク(APN)にコンサルティングパートナーとして参加しており、利用者がAWS上でワークロードを構築・運用する支援を行っている。今回、McAfee vNSPの日本市場への提供開始を受け、JSOCマネージドセキュリティサービスが、24時間365日体制で不正侵入防止、ウェブアプリケーションの保護、ゼロデイマルウェアの検知、ワークロードの分離などのセキュリティ運用サービスを提供する。

 協業により、マカフィーがMcAfee vNSPならびに技術的サポートをラックに提供。高いセキュリティ要件を求めるAWS利用企業向けに、ラックがMcAfee vNSPを活用したマネージドセキュリティサービスを提供する。

 また、AWS利用企業向けに、セキュリティ構築・運用に関するコンサルティングサービスを両社が提供。AWSの協力のもと、両社が主催するパートナー/ユーザー向けセミナーも開催する。

 マカフィーとラックでは、企業のクラウド活用とセキュリティ対策を支援することで、特にエンタープライズ企業、官公庁において、情報システムと情報資産の管理運用を第三者に任せることに抵抗があった利用者のクラウド利用促進に寄与していくとしている。