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AOSデータ、クラウドで削除履歴を一括管理できるデータ抹消ツール

 AOSデータ株式会社は、法人向けデータ完全抹消ツール「ターミネータ データ完全抹消 クラウド」を発表した。11月9日より提供を開始する。

 「ターミネータ データ完全抹消 クラウド」は、HDDやSSDなどのディスク、USBメモリなどの媒体に保存されたデータを完全に抹消するためのツール。PC保有台数500台以上の一般企業や、PCのリサイクル・リユースを行う事業者などに向けて開発された。

 起動用のUSBメモリから、あるいはCDやDVDなどのメディアからアプリケーションを起動して、媒体に保存されたデータを抹消する仕組みで、米国国防総省指定、国家安全保障局推奨といった方式に加えて、SSD専用の抹消方式を含む全11種類に対応しており、さまざまな用途に適応できるとのこと。

 最大の特徴は、クラウドでの一括管理に対応する点で、抹消時の経過情報、抹消履歴・レポート、ライセンスなどを、クラウド上のダッシュボードを通じて統合管理できる。また、端末がインターネットに接続していない環境でも、起動用USBメモリにライセンス情報やレポート情報を保存可能。保存したレポートを後日クラウドサーバーにアップロードすれば、そのデータも含めた一元管理を行えるとした。

 なおデータ抹消の確認用に、媒体内のデータを16進数で表示して、データの有無を確認するツール(Hexビューワ)も提供されている。

 ライセンスは媒体ごとに設定されており、完全抹消が完了するとライセンスを消費する仕組み。途中で失敗、中断した場合などは、ライセンスを消費しない。価格は、5~29ライセンスの場合で、1ライセンスあたり1050円(税別)。ボリュームディスカウントも用意されている。