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NTT-ATとNTT Com China、システム監視保守サービスのグローバル市場への拡大に向けた協業を開始

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は1日、グローバル市場向けサービス拡大に向け、恩梯梯通信系統(中国)有限公司(以下:NTT Com China)とシステム監視保守サービスにおいて基本契約を締結し、協業を開始したと発表した。

 NTT-ATは、ネットワークからアプリケーションの保守運用までをトータルで24時間365日サポートする「ICT-24オペレーションセンタ」を2008年3月から運用しており、専門スキルを有する技術者を配し、保守サービスを提供している。

 NTT Com Chinaは、中国で事業展開する日系企業をはじめとしたグローバル企業を対象にICTソリューション事業を提供するため、NTTコミュニケーションズの100%出資子会社として2004年10月に設立された。2006年4月からは、24時間365日のシステム監視保守サービスの提供を開始し、日中英の多言語サポートなどを含む保守サービスを提供しており、これまでに1000社以上におよぶ日系企業対応実績を持つ。

 両社では協業により、NTT-ATが長年の大規模システム保守運用で培った高度の保守運用ノウハウと、NTT Com Chinaの持つ日中英の多言語サポートおよびITサービスマネジメント導入に基づく高品質な保守体制など、双方の強みを活かして、システムの一次~二次保守にわたる、多様なグローバル市場のニーズに対応する。

 提供するサービスでは、NTT-ATが顧客の窓口となり、リモート監視保守業務をNTT Com Chinaが実施。メールでの連絡、緊急電話連絡、レポーティングなどに日本語で対応するとともに、顧客の要件により中国語、英語での対応も行う。このほか保守メニューとして、システム監視やセキュリティ監視、インシデント対応、問題管理、レポーティング、構成管理を提供する。

 NTT-ATでは、NTT Com Chinaとの協業を通じて、国内に加えて海外(中国)を含めた保守運用サービス事業の拡大を図り、3年後に売上高5億円を目指す。