ニュース

SCSK、IBM Cloud上に構築する次世代VDIソリューション「Workspot VDI 2.0」

 SCSK株式会社は1日、IBM Cloud上に構築するハイブリッドクラウド型仮想デスクトップ(VDI)ソリューション「Workspot VDI 2.0(以下、Workspot)」の提供を開始した。

 Workspotは、VDIのエンジンにあたるコントロールプレーンをクラウドサービスとして提供する、次世代ハイブリッドクラウド型VDIソリューション。SCSKでは、WorkspotをIBM Cloudと組み合わせて提供することで、VDIソリューションの「設計・構築の難易度が高い」「拡張性に乏しい」「運用が困難」という課題を解決し、大規模なVDIでも数日で構築できるとしている。

 IBM Cloudではベアメタルサーバー(クラウドで提供される物理サーバー)が利用可能で、要件に応じたスペックのCPU、メモリ、ハードディスクを選択して、ウェブからオーダーすると20~30分で展開され、VDIワークロードに最適な環境が提供される。Workspotと同様に必要最小限の構成からのスタートが可能で、規模の拡大に合わせてベアメタルサーバーを増設することで、コストを最小限に抑えられる。

 企業のIT管理者は、IBM Cloudの管理ポータルからベアメタルサーバーをオーダーして、ベアメタルサーバーにプレインストールされたVMware ESXi上にWorkspotによって仮想デスクトップが展開されれば、その日からVDIが利用可能となる。

 また、SCSKが代理店となっている米Panzuraのクラウドファイルサーバー「Panzura」と「IBM Cloud Object Storage」を組み合わせることで、VDIの利用者同士が共有するファイルをクラウド上だけで保持することができるようになり、よりセキュアな環境でのVDIも提供可能としている。