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日立システムズ、ITに加えてOTやIoTなどのセキュリティインシデントに対応する「SHIELD 統合SOC」を開設

 株式会社日立システムズは31日、情報システムなどのIT分野に加え、制御システムなどのOT分野、監視カメラやセンサーなどのIoT分野など、多様な環境に対するセキュリティインシデントへの早期対応を実現するセキュリティオペレーションセンター「SHIELD 統合SOC(Security Operation Center)」を開設した。

 SHIELD 統合SOCでは、日立システムズで提供してきたIT分野に対するセキュリティ運用監視サービスを、OT分野、IoT分野まで拡大し、顧客のセキュリティインシデントの迅速な解決を支援する。

日立システムズ、ITに加えてOTやIoTなどのセキュリティインシデントに対応する「SHIELD 統合SOC」を開設 SHIELD統合SOC内観
SHIELD統合SOC内観

 日立グループや外部機関のセキュリティインテリジェンス情報に加え、グローバルに配置されたSOCと連携して情報の共有・分析を行うため、常にいずれかのSOCに駐在するセキュリティアナリストが業務に従事しており、24時間365日体制での高度なインシデントの発見、分析および多言語対応が可能。各国のSOCで収集したセキュリティインシデント情報やノウハウをデータベース化してリアルタイムで活用できるため、たとえば他国で発生したインシデントの解決策などを、国内で発生したインシデントに生かすことで、解決までの期間を短縮できるとしている。

 グローバルのセキュリティ運用に関しては、カナダのグループ会社である日立システムズセキュリティが開発した運用基盤をベースとして、24時間365日体制でセキュリティアナリストがシームレスに連携し、相互運用を実現している。

 日立システムズでは今後、幅広い業種・規模の企業・団体向けに、SHIELD 統合SOCを起点にしたセキュリティソリューション「SHIELD」を積極的に展開し、ネットワークセキュリティ関連事業で、2020年度に年間売上600億円を目指す。