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富士通SSL、SymantecのCASBサービス「CloudSOC」を販売

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は30日、株式会社シマンテックと販売契約を締結し、同社のCASB(Cloud Access Security Broker)サービス「Symantec CloudSOC」を販売開始すると発表した。

 CASBとは、企業で利用されている複数クラウドサービスの利用状況を可視化するとともに、不適切な利用を制御することで、セキュリティを向上させるもの。Symantec CloudSOCもその1つで、自社内で利用されているクラウドサービスを可視化することで、複数のクラウドサービスに対して、企業の一貫したセキュリティポリシーを提供できるように支援する。

 また、SymantecのProxySGと連携することで、リスクの高い、あるいは未許可のクラウドサービス利用をブロックする、といったアクセス制御が可能。クラウドサービスのリスクレベルを確認できるため、アクセスをブロックすべきサービスかどうかを容易に判断できるとした。

 加えて、企業ポリシーに反する機密情報の扱いを検知して制御する機能も備えた。クラウドサービス上のファイルのデータ種別や共有状況などを特定し、それらに合わせたセキュリティポリシーの強制適用を行うことができる。なお、データ種別は日本独自のマイナンバーなども含め自動認識される。

 参考価格は、クラウドサービス利用状況の可視化を行う場合、1000ユーザーで年間300万円(税別)から。富士通SSLでは、3年間で35社、3万5000ユーザーへの販売を見込んでいる。

富士通SSL、SymantecのCASBサービス「CloudSOC」を販売 クラウド利用の可視化イメージ
クラウド利用の可視化イメージ
富士通SSL、SymantecのCASBサービス「CloudSOC」を販売 セキュリティポリシー適用イメージ
セキュリティポリシー適用イメージ