ニュース

カスペルスキー、Linuxメールサーバー向けセキュリティ製品「Kaspersky Security 8.0 for Linux Mail Server」の最新版を提供

 株式会社カスペルスキーは26日、法人向けLinuxメールサーバー用セキュリティ製品「Kaspersky Security 8.0 for Linux Mail Server」の最新版となるバージョン8.0.2.16の提供を開始した。

価格は最小構成の10メールユーザー数で27,900円(税別)※1 からで、Linuxメールサーバーを利用している法人を対象とし、パートナー企業経由で販売します。

 Kaspersky Security 8.0 for Linux Mail Serverは、Linuxメールサーバー向けのセキュリティ製品で、アンチスパム、アンチマルウェア、コンテンツフィルタリングなど、メールシステムの保護に必要な機能を備え、マルウェアや悪意のあるプログラム、フィッシングサイトへのリンクを含むメールやスパムメールをブロックし、メール経由の攻撃からユーザーを保護する。

 また、クラウド型のアンチウイルスネットワーク「Kaspersky Security Network(以下、KSN)」と組み合わせた多層防御により、最新の脅威にも迅速に対応でき、サイバー攻撃の手段として多く利用される悪意のあるメールからメールシステムとユーザーを保護し、安全に使用できる環境を提供する。

 最新版では、メールの添付ファイルを自動で削除する設定に対応。不正なマクロを含むファイルが添付されたメッセージを受信しても、添付ファイルを自動で削除できるため、マクロを悪用したウイルスの感染を未然に防止できる。管理者がメッセージの件名に任意のコメント(削除理由など)をあらかじめ設定することで、ユーザーはメールに添付ファイルがあり、削除されていることを把握できる。

 メール送信者の認証確認を行うことにより、なりすましメール防止対策を強化。メールの送信者偽称を防ぐ送信ドメイン認証技術(SPF、DKIM、DMARC)を利用して、メッセージの隔離など、メール送信ドメイン認証違反のメッセージに対する処理を設定できる。

 また、高度な標的型攻撃を発見する「Kaspersky Anti Targeted Attack Platform」と連携することで、標的型攻撃など高度なサイバー脅威の兆候が含まれるメールをブロックし、より強固にメールシステムを保護することを可能とした。

 対応OSについては、Red Hat Enterprise Linux 7.3やCentOS 7.3など、最新のLinux OSにも対応した。

 Kaspersky Security 8.0 for Linux Mail Serverの新規ライセンス価格は2万7900円(新規最低購入数量10ライセンス)から。