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Colt、「新東京データセンター2」を正式運営開始

 Coltデータセンターサービス株式会社は25日、日本において5番目のデータセンターにあたる新東京データセンター2が完成し、正式に運営を開始したと発表した。

 新東京データセンター2は、2011年1月に完成した東京データセンター2と並列して建設された。施設には6フロアにわたる500平方メートルのデータセンタースペースが10カ所設けられており、オフィススペースなども併設し、ディザスターリカバリーや事業継続計画の一環としても活用できるスペースとなっている。

 データセンターは1平方メートルあたり125トンの重さを支えられるバネを用いた基礎上に建設され、地震が起きても建物自体を揺らすことなく、基礎より分離させることで建物全体が動く設計になっている。あらゆる衝撃を緩和させることで、建物自体や顧客のハードウェア、現場のスタッフを守る。また、建物全体に直接膨脹冷却(DX) が用いられており、日本の変動する気候や湿度下でも高い信頼性と効率を維持した稼働を実現する。

 Coltデータセンターサービスでは、新東京データセンター2は、アジア太平洋地域のコロケーションおよびクラウドサービスに対する高まるニーズを満たすべく設計され、同地域における企業の積極的な成長プランを支えるものとなっていると説明。すでに、新東京データセンター2は最大使用可能容量の大部分が専有されていることから、アジア太平洋地域における大容量サービスに対する需要を明示しており、同社において最も戦略的な立ち上げとなったとしている。

 Coltデータセンターサービスの最高経営責任者(CEO)であるデトレフ・スパング氏は、「新東京データセンター2を新設したのは、アジア太平洋地域において大規模なクラウドサービスを供給したいという業界のニーズに応えるためでした。各サービスプロバイダーは自社サービスを顧客に届けるため、信頼性があり、かつ優れた立地に位置する接続性の高いコロケーション施設を必要としていました。キャリアニュートラルな拠点として、新東京データセンター2はコア・エッジ戦略を強化し、Coltのデータセンター同士を接続することで、アジア太平洋地域で提供するお客様への全てのサービスに柔軟性のある拡張ソリューションやピアリングサイトへのアクセス、そして安全な環境下における、より優れたキャリアの選択肢を提供できればと考えています」とコメントしている。