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アイネット、NVIDIAの仮想GPUソリューションを採用した仮想デスクトップ「vGPU-VDIクラウドサービス」を提供
2017年10月18日 17:05
株式会社アイネットは18日、企業向けデスクトップ仮想化サービス「VIDAAS by Horizon」において、NVIDIAの仮想GPUテクノロジーを採用した「vGPU-VDIクラウドサービス」を開始すると発表した。提供開始時期は2017年11月。
vGPU-VDIは、VMwareのSDDC(Software-Defined Data Center)アーキテクチャで構成されたVDI環境に、NVIDIAのGPUアクセラレーター「NVIDIA Tesla M60」を搭載し、物理的なNVIDIA Tesla M60に対して、NVIDIA GRID vGPU Managerが各VDI環境に対して利用可能なvGPUグラフィックスリソースを最適に割り当てる。
これにより、従来は高価で高性能なワークステーションやハイパフォーマンスコンピューティングが必要であった、CADや3Dコンピュータグラフィックスなどのアプリケーションの実行環境を、VDIクラウドサービスとして提供する。
vGPU-VDIは、サーバ仮想化(vSphere)、ネットワーク仮想化(NSX)、ストレージ仮想化(VSAN)で構築された「Next Generation EASY Cloud(NGEC)」上に、VMwareの最新のデスクトップ仮想化(Horizon)でクラウドサービスとして提供する。NSXにより企業ごとの異なるネットワークニーズに対応するとともに、VDI上で利用されるアプリケーションの特性に合わせて、最適なVSAN(オールフラッシュ/ハイブリッド)構成を提供する。
アイネットでは、NVIDIAのパートナープログラムであるNVIDIA Partner NetworkのCSP(Cloud Service Provider)契約を国内初締結し、NVIDIA仮想GPUソリューションをクラウドサービスとして提供可能となった。これにより、vGPUクラウドサービス提供に必要なNVIDIA GRIDソフトウェアライセンスを月額課金サービスとして提供する。
マネージドクラウドサービスとして提供し、パブリッククラウドサービスでは実現できない個社ごとのセキュリティ要件などに対応しつつ、プライベートクラウドでは実現できない運用コスト削減を実現。国内最高レベルの安全性やセキュリティ機能を備えた監査対応可能なデータセンター「inet primary」からサービスを提供し、順次、西日本リージョンでもサービスを提供予定としている。
サービス提供価格は、48ユーザー選択時の場合で、初期費用が1ユーザーあたり2万8000円から、月額費用が1ユーザーあたり2万3000円から。価格は各コンポーネントの選択により変動する。
各コンポーネントの提供価格は、サービス基盤(ホストサーバー3台から)が、初期費用132万円から、月額費用66万円から。インターネット接続回線(顧客側で用意する場合は不要)が、100Mbpsベストエフォートの場合で初期費用5万5500円、月額費用6万5000円、1Gbpsベストエフォートの場合で初期費用5万5500円、月額費用10万円。VDIライセンス(利用ユーザー数による課金)が、初期費用無料、1ユーザーあたりの月額費用7000円。