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日商エレ、米Aerohiveのコントローラレス無線LANソリューションを販売

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は18日、米Aerohive Networks(エアロハイブ ネットワークス)と販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社の無線LANソリューション「Aerohive」を提供開始する。

 「Aerohive」は、アクセスポイント自体がインテリジェントな制御機能を持っており、接続ユーザーの負荷分散など、自律的に相互連携してコントローラの役割を果たすため、コントローラを持たない“完全コントローラレス”を実現している無線LANソリューション。

 コントローラ型の無線LANのように、すべてのデータがコントローラを経由するといったことがないため、それによってパフォーマンスが低下したり、アクセスポイントの増加に伴ってネットワークが複雑化したり、といったことを避けられるという。

 管理機能はクラウドから提供され、異なる拠点に設置される無線LAN環境の集中制御も容易可能。また、ネットワーク設計不要、ゼロタッチプロビジョニングといった特徴により、これまでは人的な調整作業に依存していた導入・運用プロセスを改善できることから、導入・拡張に要する時間や作業コストを削減できるとした。なお、Aerohive Networksでは「Aerohive」を、第5世代の無線LANと位置付けている。

日商エレ、米Aerohiveのコントローラレス無線LANソリューションを販売 無線LANアーキテクチャの変遷
無線LANアーキテクチャの変遷

 日商エレでは「Aerohive」を、クラウドの特性を生かしたSD-LAN(Software-Defined LAN)ソリューションとして位置付け、日本市場に展開していく考え。初年度に1億5000万円の販売を目標としている。