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ソニーネットワークコミュニケーションズ、ソフトウェア開発者を支援する新会社「Rocro株式会社」を設立

自動コードレビュー、自動APIドキュメント生成サービスのパブリックベータを提供

 ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は14日、新会社「Rocro株式会社」を設立し、ソフトウェア開発者向けサービス群「Rocro(ロクロ)」のパブリックベータ版を同日より提供すると発表した。

 Rocroは、GitHub.comやBitbucket.orgのリポジトリと連携し、自動でコードレビューやAPIドキュメント生成、負荷試験を行うソフトウェア開発者向けのクラウドサービス。3つのサービスメニューから構成されており、4月から日本、アメリカ、インドの60社以上が参加してクローズドベータを行ってきた。今回はそのフィードバックを受けてサービスの改善を行い、2つのサービスのパブリックベータ提供を開始する。

 サービスの1つ目は、自動コードレビュー/コード修正サービス「Inspecode(インスペコード)」。Checkstyle、golint、Pyflakesなど、40以上の定評のあるツールを用いて自動でコードレビューを行ってくれる。また自動修正機能も備えており、修正コードをPull requestでマージするとした。なお、複数のツールによる解析を並列で実行する仕組みにより、解析は短時間で完了するとしている。

 2つ目の「Docstand(ドックスタンド)」は、リポジトリと連携して、最新のAPIドキュメントを自動生成、ホスティングしてくれるサービス。これにより、面倒なドキュメントの維持管理作業を自動化できるという。

 今回、この両サービスがパブリックベータとなり、ベータ期間中は無料で利用できる。

 なお、負荷試験を自動的に行ってくれるサービス「Loadroid(ロードロイド)」は、クローズドベータを継続するとのこと。