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SCSK、現場情報を可視化する製造業向けIoTソリューション「PrimeDashBoard」

 SCSK株式会社は31日、製造業において、現場情報を可視化するIoTソリューション群「PrimeDashBoard」を発表した。同日より提供を開始する。

 PrimeDashBoardは、現場情報の収集・可視化を迅速、柔軟に実現するIoTソリューション。さまざまな現場データを、他システムや設備に接続されたPLC(プログラマブルロジックコントローラ)などから収集し、データベースによる一元的な情報蓄積・管理を実施する。また、現場の生産・品質状況や設備稼働状況をリアルタイムに可視化でき、現場業務の効率化・高度化につなげられるという。

 特徴は、製造拠点内や納品先の設備稼働状況など、製造業のさまざまな可視化ニーズに応える仕組みを提供できる点。また、ニーズに応じた段階的拡張、利用現場の細かな要求に応えられる柔軟性を持ちながら、小規模でのクイックスタートにも対応可能とした。

 なおシステムでは、コントローラやデータ連携システムからの「データ収集」、製造現場データベースによる「データ蓄積・管理」および「データ可視化・分析」といった、階層型のアーキテクチャを採用する。

 そして、これらの各階層が役割分担・連携し、生産管理や品質管理、設備稼働などのさまざまなデータ種別・データ量・発生頻度への対処、リアルタイムデータと長期保管データなどの蓄積/管理の取り扱い、現場業務で活用できる可視化の仕組みを提供するとのこと。

 価格は、オンプレミス型の場合で500万円から、サービス利用型の場合で月額30万円からとなる。