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デル、中小企業のIT導入を支援する「アドバイザーキャンペーン」

IT機器選定・導入における課題・懸念を踏まえ

石井一志

2017年8月21日 13:40

　デル株式会社は21日、従業員数が99名までの中小企業に向け、IT導入を支援する「デルアドバイザーキャンペーン」を実施すると発表した。期間は10月1日まで。なお、このキャンペーン実施にあわせて、中小企業のIT導入担当者が相談できる窓口を設けるほか、対象となる中小企業向け製品の期間限定割引を行うとしている。

中小企業にアンケートを実施、「誰に相談してよいか悩む」担当者が多数

　デルでは、従業員数100名未満の企業に勤める105名のIT機器導入担当者を対象として、7月6日から7月9日にかけてオンラインでアンケートを実施した。その結果、IT機器（パソコン、サーバー、セキュリティ）の選定においては、「誰に相談してよいか悩む」がもっとも多い66％となった。

　また、IT機器の導入に際して担当者が抱える懸念（複数回答）としては、以下のようなものが挙がったという。

・パソコン
　　価格と性能のバランスの見極め方が分からない（86％）
　　必要とする機能、スペックの見極め方が分からない（57％）
　　アフターサポートの見極め方が分からない（52％）
・サーバー
　　仮想化、クラウドどちらが自社に最適なサーバーの運用方法が分からない（71％）
　　ネットワーク構成の設計をどうすべきか分からない（67％）
　　業務で現在使用中のアプリとの相性が合っているか分からない（48％）
・セキュリティ
　　どの程度までセキュリティ対策をすべきか分からない（71％）
　　セキュリティ対策の十分な知識、ノウハウを持つ専任担当者がいない（62％）
　　現状では個人管理のセキュリティに依存している（43％）

　加えて、パソコン購入後にIT導入担当者が後悔した理由（複数回答）では、「業務での使用開始後に想定していたよりパソコンの性能が低いと感じた」が86％、「パソコン購入時にアフターサポートを付帯しておくべきだと感じた」が76％となった。

相談窓口を開設、割り引きなどの施策も随時展開へ

　今回発表された「デルアドバイザーキャンペーン」は、こうした調査結果から判明した実態を踏まえて、中小企業への支援を強化するのが目的。まず、中小企業のIT導入担当者が気軽に相談できる窓口を設け、専門知識を持つデルのアドバイザーが相談に応じるという。問い合わせは電話（平日9時～20時）、もしくはチャット（9時～18時）で受け付ける。

　また、随時プロモーション施策も展開するとのことで、例えば8月22日～24日の3日間限定キャンペーンでは、中小企業向け対象製品を1万円引きで提供するとした。