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富士通、価格25%減の「働き方改革モデル」など法人向けPC新製品

 富士通株式会社と富士通クライアントコンピューティング株式会社は8日、法人向けPC、ワークステーション、タブレットなど15シリーズ30機種を発表した。8月中旬から順次、国内で販売を開始する。

 デスクトップPC「ESPRIMO」シリーズでは、省スペースな液晶一体型スタンダードモデル「ESPRIMO K557/R」の筐体デザインをリニューアルした。価格は23万9000円(税別)から。提供開始時期は9月上旬。

 ESPRIMO K557/Rは、光学ドライブを前面に装備し、USBポートもカスタムメイドで前面に装備可能なため、CDやDVD媒体の交換、USBケーブルの抜き差しなどの操作性を向上。電源やケーブル、インターフェイスなどはコネクターカバーの中に収納され、別売のワイヤーロックにより背面カバーをロックできる。また、カスタムメイド仕様の抗菌キーボードやマウスにより、長く清潔さを保つことができるため、医療機関や公共施設などでも安心して利用できる。

(左)「ESPRIMO K557/R」19型ワイドモデル、(右)カスタムメイドの23.8型ワイドモデル

 ワークステーション「CELSIUS」シリーズでは、コンパクト化を実現したミニタワーエントリーモデル「CELSIUS W570」を提供する。価格は23万3800円(税別)から。提供開始時期は10月上旬。

 CELSIUS W570は、CPUにXeon E3-1200 v6/E3-1200 v5ファミリーを搭載。グラフィックスカードとしてNVIDIA Quadro P4000が搭載可能ため、CADやCAE(Computer Aided Engineering)、解析シミュレーションなどのアプリケーションを快適に使用できる。従来モデルの「CELSIUS W550」の筐体に比べて、グラフィックスカード搭載などのカスタムメイドの拡張性はそのままに、体積を約30%削減し、コンパクト化を実現した。

「CELSIUS W570」

 ノートPC「LIFEBOOK」およびタブレット「ARROWS Tab」シリーズについては、新製品全モデルにおいて「Windows 10 Creators Update」を搭載し、ラインナップを強化。「LIFEBOOK P727/R」「LIFEBOOK U937/R」「ARROWS Tab R727/R」の3機種については、従来モデル比で最大25%減の価格改定を行い、働き方改革支援モデルとして提供する。

 価格(税別)は、LIFEBOOK P727/Rが26万4800円から、LIFEBOOK U937/Rが21万3000円から、ARROWS Tab R727/Rが11万7900円から。

 また、CELSIUS Hシリーズを除く新製品全モデルにおいて、「Windows 7 Professional」「Windows 8.1 Pro」の環境も引き続き提供していく。