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日本IBM、ハイブリッドクラウド環境のアプリを監視する「IBM Cloud Application Performance Management」

統合監視によりプロアクティブな障害対応を実現

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は1日、ハイブリッドクラウド環境で稼働するアプリケーションを監視し、エンドユーザーに影響がおよぶ前に問題を検知するソフトウェア「IBM Cloud Application Performance Management」を発表した。

 日本IBMではすでに、ハイブリッドクラウド環境でのアプリケーション運用管理製品として「IBM Operations Analytics Predictive Insights」を5月より、「Netcool Operations Insight」を6月より提供開始している。

 今回発表したIBM Cloud Application Performance Managementも、こうしたハイブリッドクラウド環境でのIT運用を支援する製品の1つで、オンプレミスおよびクラウド環境において稼働するアプリケーションを一元管理できるように支援する。

 具体的には、ハイブリッド環境で動作している複数アプリケーションにおいて、複雑なパフォーマンス障害や可用性の問題などを検知可能。アプリケーションが稼働するOSやミドルウェア、プロトコルやトランザクションの監視、さらにクライアント応答やロボット応答によるユーザー体験の管理など、幅広い監視領域と機能により、エンドユーザーが気づく前にプロアクティブな障害対応を可能にしているという。

 また、パブリッククラウド上で稼働している他社サービスの監視にも対応するほか、これらのアプリケーションの稼働状況は1つのダッシュボードで表示できるため、アプリケーションの開発部門、運用管理部門のユーザーは、システム環境によってダッシュボードを使い分ける必要がなく、障害検知と問題個所の特定を迅速に行える。

 なおダッシュボードは、デザイナーツールによって簡単に作成したりカスタマイズしたりでき、CSVへのエクスポートにも対応している。