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M-SOLのPepper動作設定サービス、ロボット遠隔操作システム「VRcon for Pepper」との連携に対応

 ソフトバンク・テクノロジー株式会社の100%子会社であるM-SOLUTIONS株式会社(M-SOL)は10日、クラウド型のPepper動作設定サービス「Smart at robo for Pepper」に新機能を追加したと発表した。

 Smart at robo for Pepperは、既存アプリでは対応が難しいセリフや動作の設定を簡単に行えるサービス。今回の機能強化では、アスラテック株式会社が提供するロボット遠隔操作システム「VRcon for Pepper」との連携オプションを提供し、Pepperを通じて、遠隔からリアルタイムな顧客対応を行えるようにする。

 Pepperは現在、店舗での接客や企業での受付などさまざまシーンで利用されているが、事前設定した動作では対応しきれない状況も多く、人のフォローが必要になっている。この連携により、Pepperのもともとの機能では対応できない問い合わせを受けた際などに、Pepperを通じてオペレーターが対応することが可能になるという。

 具体的には、胸のタブレットからワンタッチでオペレーターにつなぐことができ、オペレーターは操作用端末を用いて、Pepperに搭載されているカメラ映像を確認しながら、テキスト入力、もしくは音声の入力により顧客とのコミュニケーションを行える。なお、対応時の音声はPepperの声とオペレーターの声から選択可能とのこと。

 価格はPepper1台あたり月額1万円(税別)。別途、Smart at roboのライセンス費用が必要となる。