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i-FILTERとアライドテレシスのSDNソリューションが連携、脅威の検知から通信のブロックまで対応可能

 デジタルアーツ株式会社とアライドテレシス株式会社は2日、SDNによるネットワークセキュリティの強化ソリューションを共同で提供すると発表した。デジタルアーツのWebフィルタリングソフト「i-FILTER」と、アライドテレシス株式会社のSDN/アプリケーション連携ソリューション「Secure Enterprise SDN(SES)」との連携で実現するもので、7月の提供開始を目指し、両社で共同開発・検証を行っているという。

 デジタルアーツのi-FILTERは、プロキシ型のWebフィルタリングソフトで、最新のVer.9では、101カテゴリのデータベースを内部に持っている。そのうちの1つ「脅威情報サイト」では、マルウェアに感染した端末がアクセスする通信先のURL・IPアドレスが含まれており、デジタルアーツでは、刻々と変化する通信先をカバーするために、LAC、FFRI、NICTと提携し、1日1回データベースを更新しているとのこと。

 一方、アライドテレシスのSESは、SDN技術をエンタープライズ市場に適応させ、企業向けアプリケーションとネットワークを連携/連動させることにより、ネットワーク運用管理にかかる工数・コストの削減、およびセキュリティの強化を実現するソリューション。すでに企業向け人事システム、IT資産管理システム、ネットワーク脅威検知システムなど、さまざまなシステムとの連携に対応している。

 今回、この両製品が連携することにより、マルウェアに感染した端末から脅威情報サイトへの通信を検知した際に、SESにメール通知し、エッジスイッチにて対象端末を遮断・隔離することが可能になる。これにより、脅威の検知から拡散防止、通信のブロックまでをワンストップで実現できる、より強固な情報漏えい対策ソリューションが実現するとした。

 なお、通信遮断のメール通知はi-FILTER側でユーザーが設定し、検疫隔離ポリシーを自由に設定できる。