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ユニアデックス、IoT用途に特化したSIMカードを提供する「IoTデータ通信サービス」

ドコモ回線とau回線を利用可能

 ユニアデックス株式会社は4日、IoT向け通信に特化したSIMカードを提供する「IoTデータ通信サービス」を、5月より開始すると発表した。株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)より卸電気通信役務提供を受け、MVNOとして提供する。

 「IoTデータ通信サービス」は、IoT用途に特化したSIMカードを提供するサービス。下りの通信速度は最大256kbpsに制限されているが、IoT用途で重要となる上りはLTEベストエフォートで提供される。

 回線はNTTドコモ(Xiエリア、FOMAハイスピードエリア、FOMAプラスエリア)またはKDDI(au 4G LTEエリア)のいずれかから選択でき、ユニアデックスが各キャリア回線に対応したSIMカードの手配から故障受付までを、ワンストップにサポートする。

 また、SIM回線をグループ化し、グループ内で通信データ容量をシェア可能な点も特長で、通信データ容量を無駄なく利用可能。例えば、1回線あたりの月間通信容量300MBコースを30回線分利用する場合、全体で9GB(300MB×30回線)までを月額基本料金内で利用できるとのこと。ただし、グループ内のコース容量は同一のものを利用する必要がある。

 なお管理者向けには、個々のSIMカードの回線番号や接続履歴、通信データ量の照会、通信の停止・再開、設置場所など任意の情報の入力などを行える回線管理画面が用意される。

 最低30回線(SIM)から利用でき、1SIMあたりの価格(税別)は、初期費用(SIM登録費用)が3000円。月額費用は、3MBコースが260円、30MBコースが290円、300MBコースが430円、500MBコースが450円、1GBコースが490円となる。

 ユニアデックスでは、3年間で5万回線、5億円の売上を目標としている。