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「Microsoft Teams」正式版リリース、企業向けのチームコラボレーション用アプリ

 米Microsoftは14日、チャットを中心とした企業向けチームコラボレーション用アプリ「Microsoft Teams」の正式版を、日本語を含む19言語・181カ国で提供を開始した。Office 365の企業向けプランであるBusiness Essentials/Premium、Enterprise E1/E3/E5のユーザーであれば追加料金なしで利用できる。

 Teamsは、1対1でのチャットや、「チャンネル」としてプロジェクトごとに設定できるグループでのチャットが可能なコラボレーション用のアプリ。チャットはスレッド表示され、絵文字の利用にも対応する。Skypeとも統合されており、音声やビデオによる通話もアプリ内から行える。

Teamsのチャンネルごとに設定されるメールアドレスにWord文書を添付して送信し、そのまま会話できる

 2016年11月のパブリックプレビュー版リリース以降、会議のスケジュール機能をはじめとした100の新機能が追加されている。Word、Excel、PowerPoint、OneNote、SharePoint、Planner、Power BIといった各種Office 365ツールも組み込まれており、チャンネルごとにワークスペースをカスタマイズすれば、タブの切り替えにより文書やクラウドサービスへアクセスすることも可能。

参加者を左のユーザー一覧から選び、ビデオや音声による会議のスケジュールを設定、そのまま会議を始められる

 チャットでは、Twitter、Mixi、Githubといったサービスからの通知やアップデート、Bot Frameworkとの連携にも対応。hipmunk、Growbot、ModuleQ、SAP SuccessFactors、Trelloなど、現時点で150以上のボットを利用可能になる予定。

1対1のチャットやグループチャットにボットを追加して機能を利用できる

 また、すでにAndroid/iOS/Windows 10 Moblie向けのスマートフォンアプリも公開されている。