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バッファロー、10GBASE-Tおよび2.5G/5GBASE-Tに対応する法人向け12ドライブNAS

TS51210RHシリーズ

 株式会社バッファローは、法人向けNAS「テラステーション」の新ラインナップとして、10GBASE-Tおよび新規格の2.5/5GBASE-T(IEEE 802.3bz)に対応した、12ドライブ搭載ラックマウントモデル「TS51210RHシリーズ」を3月上旬に発売する。

 TS51210RHシリーズは、バックアップやファイルサーバーとしての運用に特化した、10GbE(10Gビットイーサネット)標準搭載の法人向けモデル。最大2.5Gbpsまたは5Gbpsの通信を可能にする、新規格の2.5/5GBASE-Tにも対応。最大10Gbpsの10GBASE-Tでは、通常、Cat6A規格より上位のLANケーブルを使用する必要があるが、2.5G/5GBASE-TではCat6またはCat5e規格のLANケーブルの利用が可能なため、既存環境にも導入しやすいというメリットがある。

 搭載するHDDには、通常のデスクトップ向けHDDに比べて耐振動性に優れ、長寿命な「ニアラインHDD」を採用。長期安定稼働を実現し、重要なビジネスデータを安全に保存できる。また、2系統の電源で冗長性を持たせたリダンダント電源を採用することで、データセンターなどでの使用に耐えうる高信頼性を実現する。

 HDDとNANDフラッシュ上にファームウェアを二重化して保持する「システムファームウェア二重化構造」により、HDD上のファームウェアが破損した際にも、NANDフラッシュ上のシステムファームウェアからの自動修復によりシステムダウンを防ぎ、安定した長期稼働を実現する。

 さらに、近日発表予定の「オンサイト保守パック」や「デリバリー保守パック」(いずれも別売)による最長7年までの保守に対応し、長期稼働が必要とされるサーバーバックアップ用途にも適している。

 製品ラインナップは、12ドライブすべてにHDDを搭載する「12ドライブプリインストールモデル」と、4ドライブのみHDDを搭載する「4ドライブプリインストールモデル」の2モデルで、両モデルとも搭載するHDDの容量(8TB/4TB/2TB)が違う3機種が用意される。

 価格(税別)は、12ドライブプリインストールモデルの96TB(8TB×12)が160万円、48TB(4TB×12)が98万円、24TB(2TB×12)が74万円。4ドライブプリインストールモデルの32TB(8TB×4)が79万円、16TB(4TB×4)が54万円、8TB(2TB×4)が39万円。このほか、オプション製品として交換用HDD、交換用電源ユニットも同時に発売する。