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日本オラクルのデータ分析・可視化サービス、モバイル端末の音声アシスタントで集計・分析データを表示可能に

 日本オラクル株式会社は6日、クラウド型のデータ分析・可視化サービス「Oracle Data Visualization Cloud Service」において、音声認識による集計・分析データ応答機能「BI Ask」を追加すると発表した。

 Oracle Data Visualization Cloud Serviceは、業務システム内のビッグデータ分析を数クリックで行えるSaaS型サービス。さまざまなデータから効率的に隠されたパターンを発見して共有したり、すぐに実行可能なビジネス上の洞察を導き出したりすることができる。また、統計に関する特別なスキルを持たない業務部門のユーザーでもこうした作業を行えるため、ビジネス上の価値を導き出すまでの時間が短縮され、分析結果に基づいた施策を迅速に展開できるとした。

 今回提供されるBI Askは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末の音声アシスタントを利用し、ビジネスデータを導き出す機能。外出中の営業担当者、工場や工事現場の監督者、小売店の受発注担当者などが、iOS/Android搭載のモバイル端末に話しかけるだけで、集計されたデータの確認だけでなく、さまざまな切り口で分析データを表示できるようになる。

 例えば飲料メーカーの営業担当者が、モバイル端末の音声アシスタントを介して「売上、神奈川、飲料」と話しかけると、「神奈川県の飲料に関する売上データ」を数種類のビジュアルで表示することが可能。また関連情報として、「製品カテゴリ」「販売数量」別のデータ分析も表示される。

 なお、この機能と「Oracle Database Cloud Service」の機械学習機能を組み合わせることにより、例えばルートセールスでは、担当する小売店での自社製品の売上状況を把握し、小売店の売上データと組み合わせて、併売などのリコメンド情報を短時間で提示できるほか、工場では、センサーデータから製造装置の故障発生傾向をパターン化し、音声検索で把握する、といった予防保全も可能になるとのこと。

 Oracle Data Visualization Cloud Serviceの価格は、1ユーザーあたり月額9000円(税別)で、5ユーザーから利用できる。