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さくらインターネット、「さくらのIoT Platform」のグローバル展開に向けて香港に子会社を設立

海外対応の「さくらの通信モジュール」を2017年度中に提供

 さくらインターネット株式会社は5日、IoTプラットフォーム「さくらのIoT Platform」のグローバル展開のため、香港に子会社「櫻花移動電信有限公司」を設立したと発表した。また、さくらのIoT Platformに海外でも接続可能な「さくらの通信モジュール」を、2017年度中に提供する。

 「さくらのIoT Platform」は、データを送受信するための通信環境や、データの保存・処理に必要なシステムを一体型で利用できるサービス。複数の通信方式から選択できる「さくらの通信モジュール」を製品に組み込むことで、さくらインターネットのデータセンターに安全性が確保される閉域網で接続する。また、製品は共通の形状・インターフェイス仕様のため、用途に応じて交換することで製品開発の工数を削減できる。

 加えて、今後提供する海外対応の通信モジュールにより、利用者は海外向けの新たなシステムや製品の開発も不要となり、IoTサービス/製品の利用範囲を簡単に海外へ拡大できるとしている。

 香港子会社の櫻花移動電信有限公司は、世界中のIoTスタートアップやIoT事業を展開するメーカーに向けた「さくらのIoT Platform」の拡販のサポートを行い、さくらインターネットと協力して、海外接続に必要な規格やライセンスの取得を実施する。