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ネットワンパートナーズ、ネット詐欺対策にフォーカスした米Easy Solutionsのクラウドサービスを販売

 ネットワンパートナーズ株式会社は10日、ネット詐欺対策ソリューションにフォーカスした米Easy Solutionsとディストリビュータ契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のなりすましメール監視サービス「DMARC Compass」、フィッシングサイト検知・封鎖サービス「Detect Monitoring Service」を、金融機関、クレジットカード事業者、ECサイト事業者などに向けてパートナー企業経由で販売開始する。

 今回提供する製品のうちDMARC Compassは、送信ドメイン認証の新しい標準規格「DMARC」を活用し、指定した送信ドメインに関連するメールをリアルタイムですべて監視することで、なりすましメールを検知するクラウドサービス。さらに、そのメールの受信者側の取り扱いポリシーを「受信拒否/迷惑メールとして隔離/指定なし」からサービス利用者側が設定可能にすることにより、なりすましメールを無効化できるという

 またDetect Monitoring Serviceでは、指定したWebサイトに関連する情報、例えばログインページのコピーサイト、ドメインの新規登録情報、Webサイトの特殊検索、ソーシャルメディア監視などをリアルタイムで収集・分析することで、迅速にフィッシングサイトを検知可能できるとのこと。

 さらに、24時間365日稼働しているオペレーションセンターが、フィッシングサイトのプロバイダやドメインレジストラと連携して、検知から平均3.6時間という速さで迅速に封鎖する。加えて、ブラックマーケットで流通しているクレジットカード情報を監視し、被害を防ぐことも可能とした。

 DMARC CompassとDetect Monitoring Serviceは、いずれもクラウドサービスのため迅速に利用可能。専用のカスタマーポータル上から簡単に操作できるので、運用負荷も軽減する。

 なお両サービスを組み合わせて利用することによって、なりすましメールの検知とそのメールに記載されているフィッシングサイトの封鎖をシームレスに連携させ、より迅速に対応可能になる点もメリットだ。