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アインホールディングス、テレビ会議システム「V-CUBE Box」を30台採用

 株式会社ブイキューブは21日、株式会社アインホールディングスが、テレビ会議システム「V-CUBE Box」を30台採用したと発表した。全国各地の本支店やグループ会社の20拠点が日常的な情報共有を実現する仕組みとして利用されている。

 調剤薬局・ドラッグストア・医療流通サービスのアイングループを運営するアインホールディングスでは、グループ全体で調剤薬局903店舗、ドラッグストア52店舗を擁するなど、多店舗を広域に展開している。

 その同社では、本支店やグループ会社間で経営方針の伝達や情報共有を円滑に行えるよう、以前よりテレビ会議システムを日常的に利用していたが、そのシステムでは、最大10拠点しか同時接続ができず、全拠点を接続させるためには高額なMCUの追加購入が必要となっていた。そこで、MCUを最小限に抑える必要があり、「会議の開催設定ができるのは2拠点のみ」「全拠点を接続させるためにはシステム管理者の煩雑な準備が必要」など利用面での制限が生まれてしまっていたことから、日々の運用が負担となっていた。

 そのシステムが更改時期を迎えたことを受け、既存システムの後継製品や、海外製の安価な製品などとV-CUBE Boxを比較した結果、コスト負担を抑えつつ多拠点接続が可能で、各拠点が自由に会議を開催でき、運用負担の低いことなどを評価し、V-CUBE Boxの採用を決めたという。

 クラウドMCUを用いるV-CUBE Boxでは、100拠点以上の同時接続に対応し、従来のMCUよりも接続上限が大幅に引き上げられるだけでなく、全拠点が任意の拠点と自由に接続して会議を開催可能。さらに、自動でファームウェアを更新する仕組みにより、各拠点でのファームウェア更新作業が不要なことに加え、簡易なリモコン操作で利用できるので、ITに詳しくない社員でも使いやすく、システム管理者への操作方法などの問い合わせを抑えられる点も評価されたとのこと。

 なおアインホールディングスでは、調剤薬局やドラッグストアといった店舗と本支店などの各拠点間の情報共有を実現する仕組みとして、Web会議サービス「V-CUBE ミーティング」を導入済み。今回の「V-CUBE Box」導入で、グループ全体がいつでも簡単にコミュニケーションができる環境を「V-CUBE」で実現したとしている。