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Microsoft、新しいAzure ADの管理機能をパブリックプレビューとして提供開始

 Microsoftは12日、Azureポータルの新しいAzure Active Directry(Azure AD)管理機能を、パブリックプレビューとしてリリースした。

 Azure ADは、クラウドベースのディレクトリとIDの管理サービス。Office 365、Salesforce.com、Dropboxなどのウェブアプリへのシングルサインオン機能も提供されており、Windows Server Active Directryサービスとの統合も行えるほか、Microsoft Intuneとの連携によるデバイス管理なども可能だ。

 新しいAzure ADの管理機能では、優先度の高い課題についての視認性が向上し、日常の管理業務を合理化。また、監視ログなどのデータの可視化や、Office 365やMicrosoft IntuneといったMicrosoftのほかのサービスとの統合管理を容易にするという。

 新しいAzure ADはウェブコンソールとして提供されており、Azureポータルのウェブサイトにアクセスすれば、すでに国内でも利用が可能だ。Azureポータルのウェブサイトで、「その他のサービス」を選ぶと表示される一覧から「Azure Active Directry プレビュー」を選ぶと表示できる。

 ウェブコンソールでは、ユーザーやグループごとの管理、ユーザーに対するエンタープライズアプリケーションへのアクセス管理の機能も提供されている。現在は「Azureの従来のポータル」の持つ一部の機能が利用できないが、これらの機能は数カ月以内に追加される予定とのこと。

 Azure ADは、30日間無償で試用が可能となっているが、継続利用にはEnterprise Mobility Suite、Azure AD Premium、Azure AD Basicいずれかの契約が必要となる。