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NEC、円滑な会議運営を支援するプレゼンテーション用アダプタ「MultiPresenter Stick」
ワイヤレスで簡単に画面を共有
2016年9月6日 16:10
NECディスプレイソリューションズ株式会社は6日、ワイヤレスプレゼンテーション機器「MultiPresenter Stick」を販売開始すると発表した。液晶ディスプレイやプロジェクターのHDMI端子に装着し、無線LANを利用して、ノートPCやスマートデバイスの画面を参加者間で共有することができる。NECの企業向け直販サイト「NEC得選街」での販売価格は3万3000円。
「MultiPresenter Stick」は、コンパクトなスティック型のワイヤレスプレゼンテーション機器。無線LANのネットワークを簡単に構築し、参加者間で表示画面の共有できるため、円滑に会議を行えるという。
具体的には、大画面の液晶ディスプレイやプロジェクタのHDMI端子に装着すると、MultiPresenter Stickの内蔵アプリが立ち上がり、画面上に4けたのPINコードが表示される。一方、会議参加者は、あらかじめ端末にインストールしておいた専用アプリにそのPINコードを入力するだけで、無線による画面表示・共有が可能になる仕組みだ。
発表者はメニュー内のボタンをワンクリックするだけで、自分の端末と同じ画面を参加者の端末に表示でき、発表者が交代してもケーブルをつなぎ替える必要がないので、スムーズに会議が進行可能。必要に応じて、MultiPresenter Stickに接続した複数の端末の画面を並べて表示することもできる。
さらに、参加者それぞれの端末でメモをつけて保存する機能や、MultiPresenter Stickへアップロードしたファイルを会議中にダウンロードする機能も備えた。なお、アップロードしたファイルは接続終了時に自動消去される。
専用アプリは、WindowsやMac OSはもちろん、AndroidとiOS向けのアプリも用意されているので、さまざまな端末から利用可能。MultiPresenter Stick自体が無線LANのアクセスポイントになり、各端末を直接MultiPresenter Stickに接続する「スマートコネクション」と、MultiPresenter Stickを既存のネットワークに追加し、そのネットワーク経由で各端末をMultiPresenter Stickに接続する「インフラストラクチャモード」が利用できる。最大接続台数は、それぞれ12台、50台。