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リクルートキャリアと日本マイクロソフト、人事分野の「HRテック」新ソリューション開発で連携

 株式会社リクルートキャリアと日本マイクロソフト株式会社は6日、HR(Human Resource)テック分野の新ソリューションの開発に向けて、連携することで合意したと発表した。

 リクルートキャリアでは、株式会社リクルートホールディングスの人工知能(AI)の研究所である「Recruit Institute of Technology」とともに、日本マイクロソフトと連携。個人と組織の可能性を最大化させるために、恣意性が排除されたデータに基づいて、合理的かつ個人側の納得を前提に企画・推進するHRM(Human Resource Management、人的資本管理)である「Evidence-Based HRM」を活用してサービスソリューションを提供すべく、ソリューション開発を開始するとしている。

 日本マイクロソフトではリクルートキャリアに対し、コンサルティング部門を中心に最新テクノロジーを活用した新たなソリューション開発を支援する。具体的には、ビッグデータ分析プラットフォームサービスである「Microsoft Azure Cortana Intelligence Suite」、画像や音声の認識、自然言語によるコミュニケーションなど、人間の “認知機能”をモデル化した「Microsoft Cognitive Services」、統合型情報共有クラウドサービスの「Office 365」、働き方の変革に繋がるインサイトを提示する「Delve Analytics」などのクラウドサービスを活用した新ソリューションの設計、構築などを想定する。

 Microsoft Cognitive ServicesやDelve Analyticsなどにより、大量のデータを収集、分析することで生産性向上を支援する日本マイクロソフトと、採用から定着支援におけるソリューションと膨大なデータを保有するリクルートキャリアが、テクノロジーを利用してEvidence-Based HRMに必要なデータを収集、解析、アウトプットして人材領域の課題をソリューションへ導くHRテック新ソリューションを開発。将来的には顧客企業にとって実効力のあるサービスを提供することを目指すとしている。