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“世界最初のWebブラウザ”も展示中の「歴史的Webブラウザ展示ゾーン」

日本初のWebサイト「NTTホームページ」にアクセスできるコーナーも

 「Interop Tokyo 2016」併催の「APPS JAPAN 2016」の一角では、「歴史的Webブラウザ展示ゾーン」が設けられている。W3C日本支部20周年を記念して、HTML関連の標準化の歩みをふり返るというものだ。

 主旨はさておき、何より驚いたのが、1991年にCERN(当時)のティム・バーナーズ=リー氏が発表した元祖Webブラウザ「WorldWideWeb」のバージョン1が、往年のNeXTstationの上で実動して展示されていることだ。

 その横では、初期のWebブラウザ「XMosaic 1.0」が、SPARCstation IPX上で実動して展示されている。さすがに両者ともガラスケースの中だが、2016年に動いているところを見られるとは思わなかった。

NeXTstation上で動く元祖Webブラウザ「WorldWideWeb」バージョン1
SPARCstation IPX上で動く「XMosaic 1.0」

 比較的新しい(といっても1993年~2002年)ものとしては、「Mosaic 3.0」「HotJava 1.0 Alpha 3」「Netscape Communicator 4.8」「Mozilla Suite 1.0」が、当時のバイナリのままWindows 10上で動作していた。

「Mosaic 3.0」「HotJava 1.0 Alpha 3」「Netscape Communicator 4.8」「Mozilla Suite 1.0」がWindows 10上で動作
各Webブラウザの紹介

 そのほか、日本初のWebサイト「NTTホームページ」やkantei.go.jpにアクセスできるコーナーや、来場者がWebの思い出を付せんに書いて貼っていくコーナーも設けられていた。

日本初のWebサイト「NTTホームページ」と、たまたま来場者として通りがかった“中の人”高田敏弘氏
来場者がWebの思い出を付せんに書いて貼っていくコーナー