データセンターカフェ

水不足に悩む英国のデータセンター事業者

 英国のテムズ・ウォーター社が地域内のデータセンターインフラの水使用量を見直すというニュースを受け、データ分析会社Global Dataのアナリストは、気候変動の結果としてデータセンター事業者、水道会社、地方議会が直面する問題に注目しています。

 気候変動によりデータセンターはエネルギー効率と冷却効率の向上を目指していますが、2022年の夏に見られたような世界的な干ばつが常態化する未来では、水冷などの技術革新が相容れないと見なされる可能性があります。

 GlobalDataのテーマ別情報チーム主席アナリストDavid Bicknellは、次のように述べています。「私たちは、データセンターの運営に必要な資源について、環境的な逼迫ポイントに到達しています。液体冷却に切り替えることで、データセンターの電力使用量を削減することができますが、ヨーロッパや米国の干ばつに見舞われた地域では、水はますます希少な資源になっています。

ニュース提供元:データセンターカフェ

データセンターカフェは、日本のデータセンター業界に関わられている方々に向けた、世界中のデータセンター・ITインフラ/ファシリティに関する最新ニュースや技術動向等の発信に特化したニュースメディアサイトです。