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ヘルシンキの住宅で、データセンターの廃熱を活用

 エネルギー企業のHelenと、データ通信とデジタルサービス、5Gの先駆者Elisaは、データセンターで発生する廃熱の活用について合意しました。この協定によると、パシラにあるElisaの最新データセンターの冷却プロセスで回収された廃熱は、この地域の家庭や事業所の暖房用に転用されます。データセンターから回収された廃熱は、最大で1ベッドルームのアパート1000戸分の年間熱需要を賄うことができます。

 ElisaとHelenによるこの循環型経済協力は、オープンな地域暖房ネットワークに基づいています。双方向の地域暖房ネットワークとは、顧客が熱を購入することも、生産した熱をエネルギー会社に販売することもできる暖房ネットワークのことです。既存の熱を再利用することで、ヘルシンキで排出されない熱の量を増やし、資源を節約することができるのです。

 Elisaは2020年からカーボンニュートラル企業となっており、Helenは2030年までにカーボンニュートラルを目指しています。

ニュース提供元:データセンターカフェ

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