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BT、グローバルサプライチェーン向けクラウド型ソリューションを発表

報道関係者各位
ご参考資料-英文プレスリリース抄訳

2012年10月24日
BT Group plc
BTジャパン株式会社

BT、グローバルサプライチェーン向けクラウド型ソリューションを発表

~ サプライチェーン向け製品群「BT Trace」にクラウドサービスを追加し、
顧客の管理・運営効率を向上 ~

BTは本日、サプライチェーン向けソリューション「BT Trace」に新たにクラウド型機能を追加したことを発表しました。BT Traceは、複雑化するグローバルサプライチェーン管理に関わる課題の解決を目的として開発された製品群です。BT Traceに追加された可視性の高いクラウド型ソリューションは、ほぼリアルタイムで複雑なサプライチェーンを単一で正確に一覧できるように表示し、変更が必要な箇所とその内容を確認することができます。これにより顧客企業は管理・運営効率を改善することができます。

グローバルサプライチェーンを展開する消費財、物流、製造、医薬品、小売などの産業のグローバル企業は、偽造品や販売量の縮小、商品リコール、生鮮食料品の取り扱いといった様々な課題に対処しなければなりません。また、規制を遵守し、常に店頭を含むすべての在庫を正確に把握する必要があります。こうした企業では、データ収集のフォーマット、ソース、パートナーが多岐に渡るため、サプライチェーンの可視化が大きな課題となっています。多くの場合、様々な経営資源の効率化計画とバックエンドシステムが連携されていないのが現状です。BT Traceは、グローバルサプライチェーンに関わるこれらの重要課題への対応をサポートします。

この新しいクラウドサービスは、費用対効果が高く、拡大したグローバルサプライチェーン内を移動する商品や資産に関する大量のイベントデータを安全に収集・保存し、また共有して、分析も可能です。新サービスでは、グローバル企業やそのサプライヤーが利用する経営資源の効率化計画、ITシステムからの複雑な情報を統合し、カスタマイズ可能なウェブポータルを通じて、サプライチェーン全体を網羅したシングルビューを提供します。

IDCのリサーチバイスプレジデントであるメラニー・ポージー(Melanie Posey)氏は、次のように述べています。「BTはサプライチェーンマネジメントに関わる課題解決のために、グローバルネットワークをはじめ、データセンターとの接続、多層のセキュリティ、業界における専門知識、システムインテグレーション能力を活用して、差別化された明確な価値を提案します。本日発表されたクラウドベースのBT Traceは、グローバル企業にサプライチェーンの可視化をエンド・ツー・エンドで可能にし、企業における経営資源の効率化計画に関わるデータを、リアルタイムで実用的なビジネス情報へと変換します。」

新しいサービスは、世界大手の国際総合輸送会社TNT Expressにおいて試用およびテストが実施されました。BTがTNTと協力して開発したサービスには、運営効率の向上、顧客サービスの改善、リバース・ロジスティクスの最適化支援などのサービスがあります。

TNTスペシャルサービス部門ゼネラルマネージャーのスティーブ・ブラウン(Steve Brown)氏は次のように述べています。「サプライチェーン全体に渡る可視性が増したことにより、効率と柔軟性が向上しました。あらゆるシステムとデータを単一のビューで確認できるため、迅速な処理を可能にし、重要なイベントを特定できるようになったことは疑いの余地がありません。これにより、当社のお客様により優れた新しい方法で対応できるようになり、お客様もそれぞれの顧客に対してより良いサービスを提供できるようになりました。」

BT Global Services最高経営責任者ルイス・アルバレス(Luis Alvarez)は次のように述べています。
「企業においてグローバルサプライチェーンに関わるコストは数十億ドルにも上ります。このため、経営陣はコストの削減と運営効率の改善を重要視します。BTは、自社のグローバルネットワークの複雑なデータインタラクション管理の経験を活かして、現在のサプライチェーンにおける重要な課題を、他にはない独自の方法で解決します。さらに、BTの世界規模のインフラ、サービス提供、セキュリティの専門知識、およびシステムインテグレーション分野における実績は、現在のサプライチェーンシステムの要望と完全に一致しています。こうしたBTの持つすべての強みが、BTが重点を置く消費財、製造、物流、医薬品、小売などの業種のグローバル企業への戦略を通じて活かされています。これら業種のお客様が競争優位性を確保できるかどうかは、まさにサプライチェーンの効率にかかっています。当社はBT Traceにより、お客様が非効率な点を特定し、プロセスを合理化し、市場においてより大きな成功を収めることができる能力を提供する先駆者となりました。」

以上

【BT Traceについて】
BT Traceは、主に消費財、製造、物流、医薬品、小売の各産業のグローバル企業を対象に設計されたサプライチェーン向け総合サービスです。BT Traceのクラウドベースの能力は、BTの新しいCloud Computeプラットフォームを活用しています。顧客企業は、それらの新しい能力を利用することにより、BTのグローバルデータセンターの安全で制御された環境下におけるプラットフォームの高い柔軟性、拡張性、信頼性によるメリットを活用することができます。さらに、BT Adviseの世界規模の専門サービスチームが、各サプライチェーンのためのコンサルティング、インテグレーション、マネージドサービスを提供します。

BTは、GS1、ECR、ELUPEG (European Logistics Users Providers and Enablers Group)、NRFなどの、サプライチェーン業界に特化した多数の協会や規格設定団体に加盟しています。また、中国の清華大学をはじめとする学術機関と協力し、複数のサプライチェーンソリューション・プロジェクトに取り組んでいます。

BT Global Servicesは顧客企業に、より良いサービスを提供できるよう、消費財、製造、物流、医薬品、小売、銀行・金融、政府、健康の戦略的業種に重点を置いています。これらの業種で事業を行う顧客企業は、各業種に対応した製品ポートフォリオ、ソリューション設計、インフラ、さらには業種に特化した顧客管理チームおよびサービスチームによるメリットを存分に活用することができます。

【BTについて】
BTは、コミュニケーション・ソリューションおよびサービスを、世界170以上の国で提供する世界的なリーディングプロバイダーです。その中心的サービスは、ネットワークITサービスを始め、市内・長距離・国際通信サービスをビジネスや個人向けに提供しています。その他、ブロードバンドやインターネットサービス、それに関連した製品や、FMC(固定通信と移動通信の融合)サービスや製品も提供しています。BTの主要な事業部は、BT Global Services(国際事業)、Openreach(アクセスネットワーク事業)、BT Wholesale(コアネットワーク事業)、BT Retail(英国内事業)という4つの部門です。

2012年3月期のBTグループの総売上高は約188億9,700万ポンド(日本円:約2兆3,900億円)で、税引き前利益は24億4500万ポンド(日本円:約3,100億円)でした。

ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ(British Telecommunications plc, BT)はBT グループの100%出資子会社で、BT グループの事業や資産を管理しています。BT グループはロンドン(London Stock Exchange: BT.A )およびニューヨーク(NYSE: BT)の証券取引所に上場されています。

詳細については、BT Group plcのホームページ(英語)をご参照ください。
http://www.btplc.com/

※ 記載された会社名・製品名は、各社の登録商標または商標です。

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2012/10/24 15:00