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ISID、ANAの次世代メッセージ通信システムを構築

ISID、ANAの次世代メッセージ通信システムを構築
~エアラインビジネスを支える新たな通信基盤を提供~

2011/4/27

株式会社電通国際情報サービス

株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、資本金:81億8,050万円、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊東 信一郎、以下ANA)の次世代メッセージ通信システムを構築しました。本システムは、ANAの航空業界特有の業務を支える新たな通信基盤として、2011 年3月に稼働を開始しました。

航空会社では、旅客情報をはじめ、乗務員、貨物、整備の状況などの情報共有や、運航状況の伝達、およびアライアンス間の空席状況など、様々な情報を関連する社内システムや国内外の空港・事業所、他の航空会社等との間で伝達することが不可欠であり、それらのメッセージを「Type-B」と呼ばれる航空業界標準の方式で行っています。これらの仕組みをつかさどるANAのメッセージ通信システムは、24時間365日、多数のシステム、多様な利用ユーザーから送られてくるType-Bメッセージを確実かつ高速に処理することが求められるハブシステムと位置付けられています。

従来、ANAではメインフレーム上でメッセージ通信システムを運用していましたが、2011年度のメインフレームのリプレースを契機に、オープン化技術を採用した次世代のメッセージ通信システムの構築を決定しました。この新システムでは、最新のWeb技術を活用したメッセージ送受信の全面リニューアルを含め、多数のシステムと様々な通信方式で送受信されるType-Bメッセージを中継処理、配信する仕組みを実現し、高い処理能力、可用性および拡張性を備えた新たな通信基盤を構築しました。

ISIDは、会員数約2100万人を誇るANAの会員向けサービス「ANAマイレージクラブ」の会員管理システムをはじめとして、約15年にわたりANAのシステム構築を支援しています。この実績に加えて、数々の大規模システム構築におけるプロジェクト推進ノウハウが評価され、本システムの構築パートナーとして採用されました。

 

≪全日本空輸株式会社 IT推進室 上田 晃裕様のコメント≫

ANAでの情報伝達、共有手段である、航空業界特有の「Type-Bメッセージ」と、今や世界標準として利用されている「Eメール」を融合し、これらをシームレスに利用できる環境を提供することにより、従来のメインフレームユーザの移行を促進し、将来的には情報共有としてのアプリケーション基盤と位置づけることにより、情報発信および情報収集の一元化、そして迅速化を図っていく狙いがあります。

ISIDには、本システム構築の目的を的確に理解していただけたこと、ANAグループとワンチームでこの新システム構築に尽力いただいたことで、強い信頼関係を築くことができ、今後の展開においても、強力なパートナーシップを維持していただけることを確信しております。

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2011/4/27 14:56