沖縄県の地域医療を支援するNPO法人、地域のICT化にセールスフォース・ドットコムを活用
News Release
2010年9月27日
株式会社セールスフォース・ドットコム
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沖縄県の地域医療を支援するNPO法人MESHサポート、
地域のICT化にセールスフォース・ドットコムのクラウドサービスを活用
総務省地域ICT利活用広域連携事業の交付金を利用した
地域雇用支援に向けたICT化にもクラウドを活用
セールスフォース・ドットコム ファンデーション、
統合型社会貢献モデルにもとづき、製品および社員による支援を無償提供
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エンタープライズ・クラウドコンピューティング企業の株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:宇陀 栄次)と、社会貢献とビジネスの統合におけるグローバル・リーダーのセールスフォース・ドットコム ファンデーションは本日、沖縄県の地域医療格差解消のため、日本初の民間救急ヘリコプター「MESH」の運航を援助している「特定非営利(NPO)法人MESHサポート(以下:MESHサポート)」が、地域のICT化にセールスフォース・ドットコムのクラウドサービスを導入したことを発表しました。
MESHサポートは、年間1億円強を要する救急ヘリの運航費用を、同NPO法人の活動に賛同する個人および団体の会員費により賄っています。従来、これらの会員情報および寄付金はExcelで管理されてきましたが、1万5千名以上の会員情報の管理には莫大な時間と手間が掛かっていました。『救える命を救う』という本来の使命を果たすため、これらの作業の効率化やICTの有効活用による地域の医療ネットワーク整備などが課題となっていました。
このような背景のもと、MESHサポートは、平成21年度「総務省ICTふるさと元気事業」の交付金を活用し、業務の効率化や地域医療整備を目的としたICT化に着手しました。システムのコアとなる会員情報管理や寄付金管理の部分に「Salesforce CRM」を導入、安全かつ効率的な管理体制を確立するとともに、限られた予算を有効活用したシステム構築を行うことができました。そしてMESHサポートは現在、平成22年度「総務省地域ICT利活用広域連携事業」の交付金を活用して、さらなる地域医療整備や雇用促進などを目的にシステム拡張に取り組んでいます。今回、コアシステムをクラウドベースにしたことで、今後も運用費を抑えて、柔軟なシステム拡張を行うことができます。
MESHサポートが利用する「Salesforce CRM」のライセンスは、セールスフォース・ドットコムの統合型社会貢献モデル「1/1/1モデル」(就業時間の1%、株式の1%、製品の1%を地域社会に還元)の使命に基づき、無償提供されています。また、就業時間の1%を活用し、セールスフォース・ドットコム社員が、実際の導入を行い、さらにMESHサポートのCIOとして、「Salesforce CRM」の利活用をはじめ、ICTの利活用全般にわたる技術支援とコンサルティングを提供しています。
MESHサポート理事長の小濱 正博 氏は以下のように述べています。「Salesforce CRMの導入により、沖縄県の地域医療格差を解消する活動を支援してくださる大勢の会員の情報および寄付金を安全に管理し、また、スタッフの時間を本来の目的のために集中させることができるようになりました。セールスフォース・ドットコムの社員の方からは、東京と沖縄は物理的に離れた場所にいても、Salesforce Chatterの活用により、リアルタイムのコミュニケーションで支援いただき、大きな助けとなっています」
なお、MESHサポートは、セールスフォース・ドットコムが10月5日(火)、6日(水)の2日間にわたって、ザ・プリンス パークタワー東京で開催するエンタープライズ・クラウドコンピューティング・イベント「Cloudforce 2010 Japan」でゲスト講演いたします。「Cloudforce 2010 Japan」では、「Welcome to Real Cloud Success!」をテーマに、世界82,400社が利用する“真のクラウドコンピューティング”をご紹介いたします。
http://cloudforcejapan.com/
現在、沖縄県では、南部と北部の地域医療格差が深刻な問題となっています。沖縄県南部には、公的救急ヘリが1機配備されていますが、高齢者が多く、山間部や離島も多い北部地域は十分にはカバーされていません。医師や医療施設も不足しており、本来救える命を救うため、北部地域における救急ヘリの必要性は非常に高いものとなっています。このような問題の解決を目指し、MESHサポートは、国内初の民間救急ヘリコプター「MESH」の運航を援助するため、広報活動や募金活動を行っています。
http://www.meshsupport.net/
セールスフォース・ドットコム ファンデーションは、「1/1/1モデル」(就業時間の1%、株式の1%、製品の1%を地域社会に還元、http://www.sharethemodel.org)を通じた社会貢献活動とビジネスの統合におけるグローバル・リーダーです。「1/1/1モデル」は、セールスフォース・ドットコムのスタッフの力とテクノロジーを活用して非営利団体の社会活動を支援し、その効果を高めることを目的としています。活動を開始した1999年以降、セールスフォース・ドットコムの社員がボランティア活動に費やした時間は200,000時間を超えています。現在、世界70カ国、9,000以上の非営利団体が、1%の製品寄付活動の一環としてセールスフォース・ドットコムが無償提供または割引提供した「Salesforce CRM」のライセンスを活用しています。また、世界中で数多くの組織・団体がセールスフォース・ドットコムからのテクノロジーに関連する助成金を活用しています。セールスフォース・ドットコム ファンデーションの詳細は、以下のサイトをご覧ください。
http://www.salesforcefoundation.org (英語)
http://www.salesforce.com/jp/company/foundation/ (日本語)
セールスフォース・ドットコムは、エンタープライズ・クラウドコンピューティング企業です。同社のリアルタイム・マルチテナント・アーキテクチャを基盤にしたプラットフォームとCRMアプリケーション( http://www.salesforce.com/jp/products/ )は、顧客とのコミュニケーション手法に革命をもたらしています。
その主な内容は以下の通りです:
・Sales Cloud: SFA(セールスフォースオートメーション)と商談管理
・Service Cloud: カスタマーサービスとサポートソリューション
・Chatter: ソーシャルコラボレーション
・Force.comプラットフォーム: カスタム・アプリケーション開発
・AppExchange: 世界最大規模のエンタープライズ・クラウドコンピューティング・
アプリケーションのマーケットプレース
2010年7月31日現在、 同社のサービスは、日本郵政グループ、みずほフィナンシャルグループ、
三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社損害保険ジャパン、日立グループ、
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、 小田急電鉄株式会社、
株式会社リロケーション・ジャパン(敬称略、順不同)を含む、世界82,400社に
利用されています。