ソフトバンクテレコムのバックボーン増強にアルカテル・ルーセントの100Gbps対応光伝送ソリューションを採用
【2010年6月9日、東京/パリ発】アルカテル・ルーセント(本社:フランス、CEO:ベン・ヴァヴァイエン(Ben Verwaayen)、ユーロネクストパリ/NYSE: ALU)は、大手通信事業者のソフトバンクテレコム株式会社(本社:東京港区、代表取締役社長:孫正義)が固定網とモバイルの融合(FMC)へのトランスフォーメーションに向けて進めるバックボーン・ネットワークの増強で、同社との協力関係を一段と強化しました。アルカテル・ルーセントは、最大100Gbpsまで拡張可能な次世代光ネットワーク・ソリューションを導入し、全国人口の半分を占める三大都市の東京、名古屋、大阪を対象としてネットワーク・パフォーマンスと通信速度の飛躍的な向上を図ります。
アルカテル・ルーセントは次世代コヒーレント技術を搭載した100ギガビット対応の1830 Photonic Service Switch(PSS)を供給し、ネットワーク容量の拡張性を格段に向上させます。これによりバックボーン・ネットワークは必要とする再生中継器の数が少なくなり、運用コストと消費電力が大幅に低減されます。アルカテル・ルーセントは現在、幕張メッセにて開催中の「Interop To kyo 2010」において、1830 PSSによる100ギガビットソリューションを披露しており、かつてない飛躍的な通信速度とパフォーマンスでライブ・トラフィックを支えています。100Gbpsの通信速度により、2時間の高精細(HD)映画を9秒未満で伝送が可能となります。
ソフトバンクテレコムの宮川潤一取締役専務執行役員は次のように述べています。
「アルカテル・ルーセントのソリューションを採用することにより、市場投入までの時間を短縮しながら今後の需要に対応し100ギガビットへスケールアップする高度な柔軟性と将来性を考えたネットワークへ向けて大きな一歩を踏み出します。」
アルカテル・ルーセントのアジア・パシフィック地域プレジデントのRajeev Singh-Molaresは次のように述べています。「今回のソフトバンクテレコムによる選定はマーケットをリードするかつてない抜群の容量と拡張性を最適なTCO(総所有コスト)で提供する次世代コヒーレント技術を採用した100ギガビットソリューションと同時の発表となりました。光ネットワーク分野における継続的な技術革新に沿って、アルカテル・ルーセントの100ギガビットは連続的な帯域幅拡大、オートメーションやレポーティングによりビット単価の最も低い伝送ソリューションを提供します。」
アルカテル・ルーセントの100ギガビットは統合バックボーン・トランスフォーメーション(Converged Backbone TransformationTM)ソリューションの一部であり、通信事業者がネットワークを変革し、収益を生み出す先進サービスを、きわめて高い拡張性と費用対効果のよい形で提供することを支援すべく設計されたアーキテクチャであるアルカテル・ルーセントのハイレバレッジ・ネットワーク(High Leverage NetworkTM)における重要な要素です。
<ソフトバンクグループについて>
ソフトバンクグループは、純粋持株会社であるソフトバンク株式会社のもと、ブロードバンドインフラ事業を担うソフトバンクBB、固定通信事業を担うソフトバンクテレコム、移動体通信事業を担うソフトバンクモバイルの通信3社を中心に、インターネットカルチャー事業、テクノロジーサービス事業、イーコマース事業 など、インターネットに関連するさまざまな事業を行う企業グループです。
<Interop Tokyo 2010について>
Interop は、クラウドコンピューティング、仮想化、セキュリティ、モビリティやデータセンターなど企業活動の成長を支える最新の情報通信技術に関する製品、サービス、情報、人が総合的に集まる唯一のイベントです。Interop Tokyoはグローバルブランドの一環として、1994年に日本での開催が開始され、常に最先端テクノロジーイベントとして、来場者のビジネスに役立つための知識や深い技術情報を提供し続けてきました。更に放送通信連携、デジタルシネマ、デジタルサイネージ、スマートグリッドなどITを基盤とした発展分野についても同時開催イベントを通して紹介し、IT産業全体活性化の役割を担っています。他には類を見ない専門技術における教育プログラム、ワークショップ、そして最新技術のライブデモンストレーションであるShowNetプログラムなども通して、Interopは力強いイノベーションとソリューションを関係業界の皆様方に発信しています。「Interop Tokyo 2010」は、2010年6月7日~11日まで幕張メッセ(千葉県)にて開催中です。
<アルカテル・ルーセントのHigh Leverage Network TM について>
アルカテル・ルーセントのハイレバレージ・ネットワーク(HLN:High Levera ge Network TM)アーキテクチャは、増大する帯域幅需要に対応すべくネットワーク容量の拡大と管理を同時に行う一方で、差別化された高収益のサービスを提供するという、二重の課題に対応できます。HLNアーキテクチャはこれを達成するために、拡張可能な帯域幅を最も低い1ビット当たりコストで提供するとともに、ネットワークへのインテリジェンス組み込みによりダイナミックなサービス作成やサービス・デリバリを可能にします。アルカテル・ルーセントのアプリケーション・イネーブルメント・ビジョンの基盤となるHLNアーキテクチャは、複数の複雑な高コストのオーバーレイ・ネットワークを、よりシンプルな完全に最適化されたネットワークにまとめ、革新的技術を活用し、既存環境を包含するネットワークを実現します。
<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
日本アルカテル・ルーセント株式会社は次世代のネットワーク・サービスを中心とした固定/無線アクセス、IP、光伝送、アプリケーション、エンタープライズの他、真空機器の事業分野で関連機器及びプロフェッショナルサービス、インテグレーション、保守を提供し、国内大手通信事業者をはじめ、各種法人、政府機関など幅広いお客様をサポートしています。
所在地:〒141-6006 東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:マーティン・ジョーディ(Martin Jordy)/資本金:4億円/URL:http://www.alcatel-lucent.co.jp(日本サイト)
<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent) は信頼されるトランスフォメーション・パートナーとして、世界の通信事業者、一般企業、ストラテジック・インダストリー(防衛、エネルギー、医療、交通、政府機関)の音声、データ、ビデオなどの通信サービスを実現するエンド・ツー・エンドのソリューションを提供しています。固定系、移動体系、および両者を融合したブロードバンドネットワークの構築をはじめ、IP技術、アプリケーション、サービスなどの各分野で世界をリードしており、また先進的な専門技術を提供するため、通信業界で最大規模のR&D機関であるベル研究所の無類の科学技術力を活用しています。130ヶ国以上で事業展開するグローバルな経験を活かしたローカル・パートナーであり、業界屈指の実績を誇る世界規模のサービス部門を擁しています。
本社:フランス・パリ(フランス法人)/2009年度売上高:152億ユーロ /URL:http://www.alcatel-lucent.com(グローバルサイト /Alcatel-Lucentブログ: http://www.alcatel-lucent.com/blog /ツイッター: http://twitte r.com/Alcatel_Lucent