アシスト、開発やテストなどを効率化するデータ仮想化ソフトウェア「Delphix」を販売

　株式会社アシストは18日、本番データのセキュアな仮想コピーを作成し、過去の任意の時点のデータを生成できる米Delphixのデータ仮想化ソフトウェア、「Delphix」の販売・サポートを開始すると発表した。

　一般に、アプリケーションの開発環境は、サーバーの仮想化やコンテナ技術によって簡単に多面化できるが、データベースの場合は、開発／テスト／品質保証／移行用に必要なデータのコピーやマスキング作業に、何時間も、時には何日もかかってしまうため、これがプロジェクトの主なボトルネックになっていたという。

　しかし「Delphix」では、本番環境のデータベースへのすべての変更を継続的に追跡し、履歴を取り、複製されたデータベースに反映することが可能で、その複製されたデータベースから、独自のスナップショット技術を用いて、過去から現在に至る任意のタイミングのデータベースを瞬時に生成できる。これによって、必要な時に開発／テスト／品質保証／移行に必要なデータにアクセスでき、開発効率が以前の最大5倍に向上するとした。

　さらに「Delphix」では、スナップショットやデータの重複排除といった機能を活用することで、多面的なデータベース環境の実行に必要なストレージ容量を削減できる点も特徴。アシストでは、データベースの複製に必要なスペースは、物理コピーの1/10程度になるとしている。