ニュース

サイオスがOSS支援サービスを拡充、プライベートクラウド導入のPoCを支援

 サイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)は20日、オープンソースソフトウェア(OSS)向けサポートサービスの新メニューとして「OSSよろず クラウドインテグレーションPOC支援」を発表した。5月1日より提供開始する。

 「OSSよろず クラウドインテグレーションPOC支援」は、OpenStackやDocker、構成管理自動化ツールのChefといったOSSを活用し、プライベートクラウドの導入を検討する企業に対して、PoC(Proof of Concept:概念実証)の技術支援を行うサービス。サイオスのOSSエンジニアが、難易度の高いクラウド環境の検証で発生する問題に対して技術支援を提供し、知識と経験に基づいた実装ノウハウを共有することで、企業は実稼働までに要するエンジニアリソースと時間を大幅に節約できるという。

 また、OSSのサポートサービスとして提供してきた既存の「OSSよろず相談室」を、利用用途に合わせた3段階のメニューに改定。「OSSよろず相談室 Basic Support」「OSSよろず相談室 Advanced Support」「OSSよろず相談室 Premium Support」として5月1日より提供する。

 これまでは個別見積りだったサービスをメニュー化することにより、導入検討を容易にしたほか、エントリーの「OSSよろず相談室 Basic Support」は月額9万円とリーズナブルな価格で提供されるため、コストを抑えながらOSSのサポートを受けられるとしている。

 なお、「OSSよろず相談室 Basic Support」では、OSSを利用する上で発生するQ&A、障害発生時のログ調査、テクニカルインフォメーションなどの基本サービスを提供。「OSSよろず相談室 Advanced Support」ではこれらに加え、深いレベルのソースコード調査・解析、OSSの活用に関連するアドバイザリーサービスなども提供される。

 加えて最上位の「OSSよろず相談室 Premium Support」では、個別SLAの設定や定例会の開催など、通常のメニュー内では提供されないサービスを見積もりベースで提供するとした。

石井 一志